表面に焼き目をつけて香ばしく

焼き目をつけると、豚肉の表面がカリッと香ばしく仕上がります。焼き目をつけない場合と比べて食感が締まり、漬けだれにも香ばしさがうつりますよ。

密封させて冷蔵庫で漬け込む

チャーシューを保存袋に入れてしっかり密封させ、冷蔵庫で半日以上漬け込むことで、肉の中心まで味が染み込みます。密封が甘いと味が薄く、全体的にボヤッとした印象に。

水を張ったボウルに保存袋を入れて空気を抜くと、上手に密閉できますよ。

下ごしらえ

しょうがをスライスする

薄くスライスしたしょうが

Photo by ひらおかゆうか

しょうがを皮付きのまま洗い、薄くスライスします。

にんにくを潰す

包丁で潰したにんにく

Photo by ひらおかゆうか

にんにくは薄皮をむき、包丁の腹を使って潰します。

作り方

1.豚バラ肉の下処理をする

豚バラ肉を横から見た断面

Photo by ひらおかゆうか

豚バラ肉の断面を横から見て、厚みを確認します。脂の多いほうの厚みを叩いてそろえていきます。
麺棒で豚バラ肉を叩く様子

Photo by ひらおかゆうか

麺棒を使い、厚さが均等になるように叩きます。
切り込みを入れた豚バラ肉

Photo by ひらおかゆうか

成形しやすいように、包丁を使い豚バラ肉に1.5cm幅の切り込みを入れます。
豚バラ肉にフォークで穴を開けている

Photo by ひらおかゆうか

フォークを使い、豚バラ肉に穴を開けます。こうすることで味が染み込みやすくなります。

2.豚バラ肉をタコ糸で巻く

豚バラ肉を丸め、タコ糸で巻く様子

Photo by ひらおかゆうか

脂身が外側になるようキツく丸め、料理用タコ糸で巻きます。糸の先端10cmほどを残し、巻き始めと巻き終わりは3重ほどくくるようにします。糸と糸の間隔は1cmほどあけましょう。
タコ糸で巻いた豚バラ肉

Photo by ひらおかゆうか

端まで巻き終わったら、巻き始めに残しておいた糸と巻き終わりの糸をくくります。固結びにし、解けないことを確認します。

3.下ゆでをする

水の張った鍋に入った豚バラ肉、長ねぎ、しょうが、にんにく

Photo by ひらおかゆうか

鍋に豚バラ肉と下準備したしょうが、にんにくを入れます。長ねぎは手で適当な大きさにちぎり入れます。豚バラ肉が隠れるくらいの水を入れ、強めの中火にかけます。
アクが出てきた沸騰した鍋

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沸騰してきたら、アクが出るので取り除きます。
キッチンペーパーで落とし蓋をした鍋

Photo by ひらおかゆうか

アクが取れたら、キッチンペーパーで落とし蓋をします。弱火で90分じっくり煮込みます。
下ゆで後、取り出した豚バラ肉

Photo by ひらおかゆうか

豚バラ肉を鍋から取り出します。加熱した豚バラ肉はやわらかくなっているので、慎重におこなってください。

4.焼き色をつける

フライパンで焼き色をつけている豚バラ肉

Photo by ひらおかゆうか

フライパンにサラダ油を引き、強火にかけます。温まってきたら、豚バラ肉を入れて表面に焼き色をつけます。このとき、豚バラ肉から油が出てハネるので火傷に注意しましょう。

5.煮汁と一緒に煮込む

豚バラ肉と漬けだれの入ったフライパン

Photo by ひらおかゆうか

フライパンの中に漬けだれを加え、沸騰するまで中火にかけます。
キッチンペーパーで落とし蓋をした豚バラ肉と漬けだれ

Photo by ひらおかゆうか

キッチンペーパーで落とし蓋をし、3分加熱します。豚バラ肉の上側にもスプーンですくって漬けだれをかけましょう。3分経ったら、豚バラ肉を裏返し、再び落とし蓋をして3分加熱します。火を止め、粗熱が取れるまでそのままにします。

6.保存袋に入れて冷蔵庫で漬け込む

保存袋に入った豚バラ肉、ゆで卵、漬けだれ

Photo by ひらおかゆうか

密封できる保存袋に豚バラ肉と漬けだれ、トッピング用のゆで卵(分量外)を入れます。ゆで卵は豚バラ肉の下ゆで中に作ると効率よくできあがります。
保存袋に密封された豚バラ肉、ゆで卵、漬けだれ

Photo by ひらおかゆうか

空気が入らないよう密封させて冷蔵庫で半日以上休ませます。冷蔵庫で休ませることで味が中心まで染み込み、豚肉もしっとり仕上がります。

7.チャーシューをスライスする

半日漬け込んだチャーシュー

Photo by ひらおかゆうか

漬けだれから豚バラ肉を取り出し、タコ糸をゆっくり外します。勢いよく外すと豚バラ肉が広がる可能性があるため、端からゆっくりおこないましょう。
スライスしたチャーシュー

Photo by ひらおかゆうか

お好みの薄さに包丁でスライスします。チャーシューの表面積が大きいほうが、ラーメン屋のチャーシューのように見えるのでおすすめです。

8.温め直して完成

フライパンで焼き直しているチャーシュー

Photo by ひらおかゆうか

温めたフライパンにチャーシューを入れて加熱します。両面焼けたら、一度フライパンから取り出します。チャーシューから油が出てくるので、油は入れずに加熱します。
フライパンで温めている漬けだれ

Photo by ひらおかゆうか

フライパンの油を拭き取り、漬けだれを入れてとろみが出るまで加熱します。焦げやすいのでよく注意しましょう。
器に盛り付けたチャーシューとゆで卵、野菜

Photo by ひらおかゆうか

器に盛り付けて完成です。

よくある質問

質問回答
1. 豚バラ肉以外でも作れますか?豚ロース肉や豚もも肉で作ると、さっぱりした味わいに仕上がります。
豚バラ肉よりさっぱりしていながら濃厚さも欲しいなら、豚肩ロース肉がおすすめです。
2. チャーシューは保存できますか?冷蔵で5日ほど、冷凍で2週間保存できます。
常温では菌が増殖しやすいので、粗熱が取れたらすぐに冷やしましょう。
3. ゆで汁の活用法はありますか?鶏ガラスープの素を加えてお手製ラーメンが作れます。
4. 食べ方のアレンジはありますか?ごはんにのせてチャーシュー丼にしたり、刻んでチャーハンに入れたりできます。

自宅でラーメン屋のチャーシューを作ってみよう

手軽に手に入る調味料と豚肉で本格的なチャーシューを作ることができます。調理時間が長い分、手間と愛情もプラスされ、絶品のひと品です。チャーシューとしてだけでなく、アレンジメニューやゆで汁も使えるので、ぜひお試しください。

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