ライター : 相羽 舞

管理栄養士

クエン酸とはどんな成分?

クエン酸は、レモン果汁から発見された酸味成分の一種です。古くから、健康に役立つと注目されており、病気の治療にも利用されていたといわれています。人間の体内では、エネルギーを作り出す際に必要な成分です。(※1)

クエン酸はどのような食品に含まれる?

クエン酸を含む食品

  1. 柑橘類
  2. 梅干し
クエン酸はレモンから最初に発見されたように、柑橘類に多く含まれています。ほかにも酢や梅干しに豊富です。目安として、大きめのレモン1個には約4g、梅干し1個には約1g含まれているといわれています。また、サプリメントとしても販売されており、手軽に摂取することもできますよ。(※1,2)

クエン酸にダイエット効果があると言われる理由

クエン酸は摂取した食べ物からエネルギーを得るために使われます。そして体内で、生きるためのエネルギーをつくり出す仕組みが、「クエン酸回路」です。

クエン酸は、クエン酸回路を活性化させるといわれています。クエン酸が代謝をサポートすることで、ダイエットに役立つと考えられているのです。(※1)

ダイエット以外にも!クエン酸の健康効果とは

クエン酸の健康効果

  1. ミネラルの吸収を促進する
  2. 血流をよくする
  3. 食欲増進に役立つ

ミネラルの吸収を促進する

単体では吸収されにくいカルシウムのようなミネラルは、クエン酸とともに摂ることで結合し、吸収がよくなるといわれています。このはたらきはキレート作用と呼ばれ、ミネラルのサプリメントにクエン酸が配合されている理由でもあります。(※1)

血流をよくする

クエン酸には、血液を固まらせる血小板の凝集を抑え、血流をよくするはたらきがあるといわれています。血液の流れがスムーズでないと、末梢へ十分に酸素が行きわたらず、冷えや疲れやすさにつながるおそれが。血流が気になる方は、水分の摂取とともに、クエン酸の摂取も意識してみましょう。(※3)
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