ライター : 相羽 舞

管理栄養士

マカダミアナッツの栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 悪玉コレステロール値を下げる「オレイン酸」
  2. 肌や血管の健康を保つ「パルミトレイン酸」
  3. 貧血対策に役立つ「鉄」
  4. 骨の健康維持にかかわる「マグネシウム」
  5. ヘモグロビン合成に欠かせない「銅」
  6. 糖質の代謝にかかわる「ビタミンB1」
  7. 便秘対策に役立つ「食物繊維」

悪玉コレステロール値を下げる「オレイン酸」

マカダミアナッツには、一価不飽和脂肪酸のひとつである「オレイン酸」が豊富です。オレイン酸には、善玉(HDL)コレステロールを減らさず、悪玉(LDL)コレステロールを減少させるはたらきがあります。

肉類や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸を摂り過ぎると、血中の総コレステロールが増加するおそれが。これらをよく食べる人は、マカダミアナッツをはじめとするオレイン酸が豊富な食品を取り入れるとよいでしょう。(※1,2)

肌や血管の健康を保つ「パルミトレイン酸」

マカダミアナッツに含まれる「パルミトレイン酸」には、肌の保湿力や柔軟性を保つ作用があるといわれています。ほかにも、血管を丈夫にしたり、血管内への栄養の供給にかかわったりしていますよ。

また、パルミトレイン酸はオレイン酸と同じ不飽和脂肪酸のひとつで、血液中の悪玉コレステロールを減らすはたらきも期待できます。(※3,4)

貧血対策に役立つ「鉄」

「鉄」は赤血球に含まれるヘモグロビンの構成要素として、酸素の運搬にかかわる栄養素です。マカダミアナッツには、鉄が100gあたり1.3mg含まれています。

鉄が不足すると酸素を運搬する力が低下するため、疲労感や頭痛などの貧血症状をおぼえるおそれが。マカダミアナッツは、手軽に鉄を補給するのに役立ちます。(※5,6)

骨の健康維持にかかわる「マグネシウム」

「マグネシウム」は、骨の成長や維持に重要なはたらきをもつミネラルのひとつ。マカダミアナッツ100gあたりには、94mg含まれています。

体内に含まれるマグネシウムのうち、50~60%は骨に存在しています。そのほかに多くの酵素のはたらきを助けたり、体内のミネラルバランスを調整したりと、さまざまな役割を担っていますよ。(※5,7)

ヘモグロビン合成に欠かせない「銅」

「銅」は、ヘモグロビン合成の際に必須の酵素としてはたらきます。マカダミアナッツ100gあたりには、0.33mg含まれていますよ。

実は貧血対策に欠かせない銅。ほかにも、さまざまな酵素の構成成分として含まれ、エネルギーの生成や活性酸素の除去、鉄の代謝などにもかかわっています。(※5,8)
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