5. たんぱく質が不足している

たんぱく質には、腹持ちを良くする作用が確認されています。ダイエットや減量中で低カロリーな食事を意識していると、たんぱく質が不足しがちに。

たんぱく質をしっかり摂ることで、満腹感を得られやすくなるホルモンが分泌されます。毎食たんぱく質を含む食品を取り入れるようにしましょう。(※4,5,6)

6. 食物繊維が不足している

頻繁にお腹が空くのは、食物繊維が足りていない場合も考えられます。すぐにお腹が空くほかに、お腹に不快感があったり、ガスがたまりやすかったりする症状があると、食物繊維が足りていないというサインかもしれません。

野菜の摂取量が少ない方は、意識して摂るようにしましょう。(※7)

7. ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れにより、「偽の空腹感」をおぼえるおそれがあります。血糖値の急上昇、急降下が起こり、食欲の調整をおこなうホルモンのバランスが崩れてしまうことによって、食べたあとすぐに空腹を感じる場合が。

また、女性の場合は排卵後にプロゲステロンというホルモンの分泌が増えることから、食欲のコントロールがしにくくなります。(※8,9)

8. ストレスや睡眠不足

ストレスや睡眠不足によって、空腹感を感じやすくなることがあります。ストレスを受け続けるとコルチゾールというストレスホルモンが過剰分泌し、血糖値が上昇。インスリンの過剰な分泌と血糖値の急降下を招くため、ストレスが空腹感の原因になる場合も考えられます。

また、睡眠中には通常、食欲を抑えるホルモンが分泌されますが、十分に睡眠がとれていないと、それらの分泌が減少し、空腹をおぼえやすくなるといわれていますよ。(※8)

9. 感情的摂食(=エモーショナルイーティング)

食べても満足感が得られない、むちゃ食いしてしまうといった状況がみられる場合は、「エモーショナルイーティング」の可能性が。

エモーショナルイーティングの場合は、ストレスや不安から逃れて一時的に対処するために、食べるという行動を起こします。ストレスを感じているときに食べてもすぐお腹が空く、落ち着かないという方は、まずは根本的な原因であるストレスをうまく発散することが重要です。(※10)

【対策】お腹が空きにくい食べ方のコツ

ポイント

  1. 一日2〜3食、糖質を控え、たんぱく質や野菜を多く含むおかず中心の食事を心がける
  2. よく噛んでゆっくり食べる
  3. 上手に間食を摂る
  4. 食物繊維を意識して摂る
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