ライター : 相羽 舞

管理栄養士

たこの栄養と効果効能

効果効能

  1. 肝臓の機能を高める「タウリン」
  2. 筋肉や皮膚の材料になる「たんぱく質」
  3. 血流を促す「ビタミンE」
  4. 正常な赤血球を作る「ビタミンB12」
  5. 味覚や免疫反応にかかわる「亜鉛」

肝臓の機能を高める「タウリン」

タウリンはアミノ酸に似た物質のひとつで、たこやいか、貝類などに多く含まれている成分です。肝臓の解毒機能を高めたり、コレステロールを分解して排出を促す「胆汁酸」の分泌を増やしたりするはたらきがあります。

肝臓のはたらきを活発にすることから、栄養ドリンクの主成分にもなる栄養素です。(※1,2)

筋肉や皮膚の材料になる「たんぱく質」

たんぱく質は筋肉や皮膚を構成したり、ホルモンや酵素の成分となったりする人間の生命の維持に欠かせない栄養素です。たこ100gあたりには16.4gのたんぱく質が含まれています。

たんぱく質が不足した状態が続くと、体力や免疫力の低下につながるおそれが。不足しないよう毎食摂りたい栄養素です。(※3,4)

血流を促す「ビタミンE」

ビタミンEには血流を促すはたらきがあり、血行不良による肩こりや頭痛対策になりますよ。たこ100gあたりには、1.9mgのビタミンEが含まれています。

また、ビタミンEは血行をよくし皮膚の新陳代謝を高めるため、シミの原因となるメラニンの排出を促すのに役立ちます。(※1,3,5,6)

正常な赤血球を作る「ビタミンB12」

ビタミンB12は、補酵素としてアミノ酸や核酸の代謝にかかわっています。また、正常な赤血球を作るのに必要です。たこ100mgあたりには、1.3µgのビタミンB12が含まれています。

ビタミンB12は、体内のさまざまな機能を正常に保つのに必要な栄養素です。(※3,7)

味覚や免疫反応にかかわる「亜鉛」

亜鉛は体内で200種類以上の酵素を構成したり、酵素反応を活性化したりするのに役立つ、必須のミネラルです。たこ100gあたりには、1.6mgの亜鉛が含まれています。

また、亜鉛は味覚を感じる細胞を作る、免疫細胞を活性化するといったはたらきがあります。(※3,8)
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