たこはプリン体が多い?食べすぎるとどうなる?

たこに含まれるプリン体は100gあたり137.3mg。「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、100gあたりプリン体が200mg以上含まれていると“多い”と位置づけられています。たこに含まれるプリン体は少なくはないため、食べすぎには気をつけましょう。

食事から摂取したプリン体は分解されて尿酸になりますが、尿酸が一定量以上になると、血液中に溶けきれず尿酸値が高くなってしまいます。そのため、すでに尿酸値が高い人は特にプリン体を摂りすぎないように注意が必要です。(※9,10,11)

たこの栄養を活かす効果的な食べ方

ポイント

  1. 刺身で食べる
  2. 油と合わせて食べる
  3. 汁ごと食べられる料理にする

刺身で食べる

水溶性のタウリンやビタミンB12などの栄養素は、水に溶け出す性質があるため、ゆでたり煮たりすると流れ出てしまいます。そのため、生のたこを刺身で食べるのが、もっともたこの栄養を無駄なく摂り入れられる食べ方です。(※2,7,12)

油と合わせて食べる

たこに含まれるビタミンEは、脂溶性のビタミンで、油と一緒に摂ると吸収率が高くなります。そのため、オリーブオイルと合わせてカルパッチョにしたり、からあげにしたりするのがおすすめ。ビタミンEをしっかり摂りたい場合は、油と合わせて食べましょう。(※3,5)

汁ごと食べられる料理にする

前述したように、たこに豊富なタウリンやビタミンB12などは、水に溶け出す性質があります。そのため、煮汁ごと食べられる料理にすれば、栄養を逃さず食べることができますよ。たこをスープにいれたり、炊き込みごはんにしたりするのがおすすめです。(※2,7,12)

【Q&A】たこはどれくらい食べてもいい?

A:刺身で1人前(60g)、6切れ程度を目安に食べましょう。

たこは消化に時間がかかる食材ですが、弾力があるため、よく噛むことで胃腸の消化を助けられますよ。プリン体が含まれているため、尿酸値が高い人は食べすぎに注意してくださいね。また、過敏な体質の人は食べすぎるとかゆみがでるおそれもあります。(※1,10,11,13,14)
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