ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

しじみの栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 貧血対策に役立つ「鉄」
  2. 丈夫な体をつくる「カルシウム」
  3. 味覚や免疫反応に関与する「亜鉛」
  4. 発育や細胞の再生に関わる「ビタミンB2」
  5. 正常な赤血球をつくる「ビタミンB12」
  6. スタミナを維持する「BCAA」

貧血対策に役立つ「鉄」

しじみ100gあたり、8.3mgの鉄が含まれています。

鉄は必須ミネラルのひとつです。赤血球を構成し、全身に酸素を運ぶという重要な役割を担います。鉄の不足は体内の酸素不足、貧血につながるおそれも。そのため、貧血対策には鉄の補給が役立ちますよ。(※1,2)

丈夫な体をつくる「カルシウム」

しじみ100gあたりのカルシウムは240mgと、豊富に含まれています。

カルシウムは骨や歯のもとになる成分で、丈夫な体をつくります。カルシウムは吸収率が低いうえに、子どもからお年寄りまで幅広い年代で不足しがちです。積極的に摂取しましょう。(※1,3)

味覚や免疫反応に関与する「亜鉛」

しじみ100gあたり、亜鉛は2.3mg含まれています。

亜鉛は、味覚を感じる「味蕾(みらい)」という細胞や免疫反応に関与するミネラルです。不足すると味覚に異常を生じるほか、免疫力が下がることも。亜鉛の一般的な吸収量は約30%と推定されています。意識して摂りたいですね。(※1,4)

発育や細胞の再生に関わる「ビタミンB2」

しじみ100gあたり、ビタミンB2は0.44mg含まれています。

ビタミンB2は発育の促進に必要で細胞の再生にも関わり、「発育のビタミン」と呼ばれることも。さらに、補酵素として糖質・たんぱく質・脂質の代謝やエネルギー産生にも関与しています。(※1,5)

正常な赤血球をつくる「ビタミンB12」

しじみ100gあたり、ビタミンB12は68.0μg含まれています。

ビタミンB12は葉酸とともに赤血球をつくります。また、ビタミンB12は補酵素として、多くのアミノの代謝をサポートする役目が。不足は貧血の原因となるので、しっかり摂取しましょう。(※1,6)
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