コツは、"肉質"にこだわって選ぶこと

ただ赤身肉を食べるのではなく、肉の質にこだわって選ぶのが大切。L-カルニチンの含有量は、赤身の部分が多いほどたくさん含まれている(※5)と言われています。肉類のなかでは、牛肉がもっとも多く含まれ、次に豚肉、鶏肉と続きます。

また、特に女性は貧血などの悩みを抱える人が多いですが、実は、赤身の牛肉約200gで一日に必要な鉄分(成人女性月経なしの場合で5〜5.5mg(※6))を摂取することができます。そして、糖質や脂質、たんぱく質の代謝に必要な補酵素としての働きを持つビタミンB群も含まれているため、積極的に摂るべき食材なんです。

例えば、もも、かた、ヒレ肉(和牛肉)のたんぱく質、鉄分量は下記の通りです。

和牛肉/もも/赤肉/生
たんぱく質:42.6g、鉄:5.6mg

和牛肉/かた/赤肉/生
たんぱく質:40.4g、鉄:5.4mg

和牛肉/ヒレ/赤肉/生
たんぱく質:38.2g、鉄:5.0mg
※すべて200g中(※3)

ダイエットといえば、鶏のささみが定番という人が多いと思いますが、赤身肉にも注目して、積極的に摂取しましょう。

効果的な赤身肉ダイエットの方法

週に数回赤身肉を食べよう

赤身肉がダイエットに良いからと、毎食食べる必要はありません。ただ、食卓に出すお肉を意識的に赤身肉に変えてみてください。一食分の目安は、女性の手のひらにおさまるくらい。(※7) 食べ方は、焼き肉、ステーキなど、なるべく原形に近い状態で食べることが重要です。食べる時間帯は、午後に長い時間活動するため、お昼がベスト。お昼がむずかしいなら、夜でも問題ありません。

赤身の牛肉&豚肉のおすすめ部位

牛肉

牛ももステーキ用肉:脂身が少ない部位で厚切りにカットされているため、食べごたえがあります。 牛もも薄切り肉:同じく脂身が少なく、野菜を巻いて食べるなど、調理の幅が広がります。 牛もも焼き肉用:ほどよい噛みごたえがあり、満足感を得られます。

豚肉

豚ヒレ肉:脂身が少なく、またきめが細かくやわらかい部位。さっと火を通してソテーなどの調理に

豚もも薄切り肉:豚赤身の代表的な部位で、どんな料理にも活用できます。

効率良く痩せるポイント

お肉は消化するまでに時間がかかるので、生の野菜や薬味と組み合わせると、より効果的なんですよ。また、気をつけたいポイントも紹介します。
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