ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

「めんつゆ」の賞味期限はどれくらい?

麺類のつゆにしたり、料理の味付けに使ったりと便利なめんつゆ。その賞味期限は製品の濃度によって異なります。一般的なめんつゆの賞味期限を見てみましょう。

・ストレート……18ヶ月
・2倍濃縮……13ヶ月
・3倍濃縮……12ヶ月
・4倍濃縮……12ヶ月

これらはいずれも開封前の賞味期限です。また、製品によって異なる場合があるため、パッケージの表示を確認しましょう。(※1,2,3,4)

賞味期限と消費期限の違い

一般的なめんつゆには賞味期限が書かれていますが、消費期限とどう違うのか気になりますよね。いずれも適切な状態で保存した場合の期限を示すものですが、消費期限は弁当や洋菓子のような日持ちしにくい食品に記載されています。

めんつゆは長く保存できますが、賞味期限とはあくまで未開封の状態の期限です。開封後は賞味期限に関わらず、なるべく早く使い切りましょう。(※5)

開封後のめんつゆの賞味期限は?

めんつゆを開封したら、どれくらいで使い切ればよいのでしょうか。なるべく早く使うのが理想的で、一般的には開封後のめんつゆの賞味期限は1~2週間です。ただし、保存料が含まれていないものや、ストレートタイプのめんつゆは3日以内に使い切ることが推奨されています。

開封後のめんつゆは意外と足が早いので、注意が必要です。(※6,7)

メーカー別めんつゆの賞味期限一覧

めんつゆの賞味期限はメーカーによって異なります。スーパーで手に入れやすい、一般的なめんつゆの賞味期限を見てみましょう。

・キッコーマン「香る一番だし ざるそばつゆ(ストレート)」……18ヶ月
・ヤマキ「ストレート そばつゆ」……13ヶ月
・ミツカン「追いがつおつゆ ストレート」……540日

・キッコーマン「いつでも新鮮 料理人直伝 極みつゆ(3倍濃縮)」……12ヶ月
・ヤマキ「めんつゆ(2倍濃縮)」……13ヶ月
・ミツカン「追いがつおつゆ 2倍」……360日

キッコーマンとミツカンのめんつゆは、ストレートタイプでは18ヶ月、濃縮タイプでは12ヶ月ほどの賞味期限が設定されています。ヤマキのめんつゆは、ほかのストレートタイプと比べると賞味期限が短いものの、濃縮タイプは1か月ほど長いです。

めんつゆを長く保存したいときは、賞味期限を比較しながら選んでみてはいかがでしょうか。(※1,2,3,8,9,10)

手作りのめんつゆの賞味期限

Photo by macaroni

市販品とは異なり、手作りのめんつゆは明確な賞味期限が決められていません。開封後のめんつゆ(ストレートタイプ)と同じものだとみなすと、作ってから3日以内が目安となります。

手作りのめんつゆは清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。なお、期限内でも雑菌が繁殖するおそれがあるため、使用前に味や匂いを確認してくださいね。(※6,7)

賞味期限が切れた市販めんつゆはいつまで食べて平気?

1〜3日程度

賞味期限が切れためんつゆは、開封前でも品質が落ちている場合があるため、無理に食べることはおすすめできません。

しかし、賞味期限は、食品の最大保存期間に0.8程度の安全係数をかけて設定されています。たとえば賞味期限が12ヶ月のめんつゆなら、最大保存期間は15ヶ月です。

開封前のめんつゆの場合、1~3日程度の賞味期限切れなら食べても問題ないと考えられます。(※5,6,11)

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