ライター : 上田 裕美

管理栄養士

ダイエット中にラーメンを食べると太る?

専門店や商品ごとににさまざまな種類があるラーメンは、子供から大人まで大人気のメニューですよね。カロリーが高いイメージですが、ダイエット中に食べると太るのでしょうか?

例えば、一般的なしょうゆラーメンは、1杯あたりのカロリーが435kcal、糖質量は63.4gと、カロリーと糖質量ともに高いです。

ダイエット中にラーメンを食べるのはおすすめできませんが、どうしても食べたい……というときは、食べ方を工夫することが大切ですよ。(※1)

ラーメンが原因で太る理由

糖質量が多い

ごはん1杯(140g)あたりの糖質量は49.8gなのに対し、一般的なしょうゆラーメンは63.4gと、糖質が多く含まれています。

糖質は体内でエネルギー源になる栄養素ですが、摂り過ぎは脂肪となって蓄積するため、肥満の原因になるおそれも。特に、麺には糖質が多く含まれるため、麺の大盛りや替え玉をすると、糖質の過剰摂取につながります。(※1,2,3,4)

塩分量が多い

一日あたりの塩分摂取量の目標量は、成人男性は7.5g未満、成人女性は6.5g未満です。

ラーメンのスープは味が濃く、しょうゆラーメン1杯あたりの塩分量は5.2gです。スープまですべて飲み干すと、一日の目標量の半分以上を摂取することになります。

塩分(ナトリウム)は水を溜め込む性質があるため、摂り過ぎるとむくみを引き起こし、太って見えるおそれもあります。(※1,5,6)

早食いしやすい

温かいラーメンは麺が伸びやすく、早食いになりがちです。さらに、麺類は喉越しも良いため、ついついたくさん食べてしまい、カロリーオーバーになるおそれも。

また、あまり噛まずに短時間で食べると、食欲にブレーキがかかりにくく、満腹感を感じる前に食べ終わってしまいます。早食いは食べ過ぎてしまうだけでなく、太りやすくなる原因になるので注意しましょう。(※7)

栄養が偏りやすい

一般的なラーメンは糖質や脂質が多く、ミネラルやビタミンなどの栄養素はあまり含まれていません。

糖質や脂質は体のエネルギー源になりますが、どちらの栄養素も、摂り過ぎは肥満を招く原因に。また、ラーメンばかりを食べると、必要な栄養素が偏り、体に不調をきたすおそれもあります。(※1,4,8,9)

ダイエッター必見。太りにくいラーメンの食べ方

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