目次
ここはデメリット。野菜ジュースで摂れない栄養もある
野菜ジュースで摂れない栄養
- 熱に弱い「ビタミンC」
- 「不溶性食物繊維」は搾りカス
- 野菜に少ない「ビタミンB群」
熱に弱い「ビタミンC」
ビタミンCは加熱することで分解され、減少してしまいます。野菜ジュースは作る過程で加熱処理をしているので、生で食べるよりビタミンCは摂りづらいです。
さらに、ビタミンCは水に溶けやすい性質があるので、自分で調理するときは野菜をさっと洗うほうがビタミンCを逃さず食べることができますよ。(※8)
さらに、ビタミンCは水に溶けやすい性質があるので、自分で調理するときは野菜をさっと洗うほうがビタミンCを逃さず食べることができますよ。(※8)
「不溶性食物繊維」は搾りカス
水に溶けにくく、便のかさを増す作用がある不溶性食物繊維は、野菜を搾ったあとの残りカスに多く含まれます。市販の野菜ジュースは、この残りカスの部分が入らないので、不溶性食物繊維がほとんど含まれていません。
野菜を丸ごとミキサーにかけたり、すりおろしたりして作ると、不溶性食物繊維も逃すことなく摂取することができますよ。(※7,9)
野菜を丸ごとミキサーにかけたり、すりおろしたりして作ると、不溶性食物繊維も逃すことなく摂取することができますよ。(※7,9)
野菜に少ない「ビタミンB群」
ビタミンB群は基本的に動物性の食べ物に多い栄養素です。野菜や果物にはわずかしか含まれません。例えば、豚ヒレ肉100gあたりに含まれるビタミンB1は1.32mgですが、にんじんは0.07mgと大きく差があります。
野菜ジュースだけではビタミンB群を十分に摂ることはできないので、肉や魚などを一緒に食べることがポイントです。(※10,11,12)
野菜ジュースだけではビタミンB群を十分に摂ることはできないので、肉や魚などを一緒に食べることがポイントです。(※10,11,12)
管理栄養士おすすめの野菜ジュースの飲み方
外出先でゆっくり食事が摂れないときや、朝料理をする時間がないときに野菜ジュースは強い味方です。
令和元年のデータでは野菜摂取量の平均は280gで、一日の目標量である350gまで70gほど足りていません。あと少しプラスするために野菜ジュースを取り入れるのはおすすめです。
しかし、野菜ジュースを飲んだからといって350gの野菜を摂ったことにはなりません。あくまで、バランスのよい食事をしっかり摂ることを心がけましょう。野菜を噛むことによって、消化を促したり、食べすぎの対策に繋がったりします。(※13,14,15)
令和元年のデータでは野菜摂取量の平均は280gで、一日の目標量である350gまで70gほど足りていません。あと少しプラスするために野菜ジュースを取り入れるのはおすすめです。
しかし、野菜ジュースを飲んだからといって350gの野菜を摂ったことにはなりません。あくまで、バランスのよい食事をしっかり摂ることを心がけましょう。野菜を噛むことによって、消化を促したり、食べすぎの対策に繋がったりします。(※13,14,15)
【Q&A】野菜ジュースは毎日飲んでもいい?一日の適量は?
A:野菜ジュースは、適量を守れば毎日飲んでも問題ありません。おすすめの取り入れ方は、バランスの良い食事を基本とし、間食や補助的に野菜ジュースを取り入れる方法です。
一日の食事のうち、間食からとるエネルギーは200kcal程度が適量とされています。市販の野菜ジュースは1パック(200ml)で約75kcal程度なので、2本程度飲んでも良いことになりますよ。ただし、飲み過ぎると糖質の摂りすぎにつながるおそれがあるので、食事全体のバランスを見ながら調整してくださいね。(※16,17)
一日の食事のうち、間食からとるエネルギーは200kcal程度が適量とされています。市販の野菜ジュースは1パック(200ml)で約75kcal程度なので、2本程度飲んでも良いことになりますよ。ただし、飲み過ぎると糖質の摂りすぎにつながるおそれがあるので、食事全体のバランスを見ながら調整してくださいね。(※16,17)
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