ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

青汁がダイエットによいって本当?

青汁にはたくさんの栄養が含まれており、そのひとつが食物繊維。主なはたらきは、食後の血糖値の急激な上昇を抑えたり、便通を整えたりすることです。この作用がダイエットに役立つ可能性がありますが、ただ青汁を飲むだけで痩せるとは言い切れません。

ダイエットは規則正しい生活や、バランスの良い食事、適度な運動が大切です。過度な制限や特定の食品しか食べないといった極端なダイエットは、健康を損なうリスクがありますよ。この記事では、管理栄養士が青汁ダイエットの作用や注意点をふまえて解説していきます。(※1,2)

青汁ダイエットの効果

整腸作用に役立つ

青汁には食物繊維が含まれており、便秘対策に役立つはたらきがあります。

たんぱく質や炭水化物、脂質は消化酵素で分解できますが、食物繊維は人の消化酵素では分解できないため、大腸まで到達します。それにより、便の体積を増やす材料となりますよ。また、大腸内で善玉菌のエサとなり腸内環境を整える作用も期待できます。(※1)

むくみを対策する

青汁にはむくみ対策に役立つカリウムが含まれています。

むくみの原因のひとつに、ナトリウム(塩分)の摂りすぎがあげられます。カリウムはミネラルの一種で、ナトリウムを体外へ排泄する作用が。そのため、塩分の摂りすぎを調整してくれる重要な役割を果たしています。(※3,4)

血糖値の上昇をゆるやかにする

食物繊維は食後に起こる急激な血糖値の上昇をおさえて、太りにくくする作用があります。

血糖値は、食べ物が体内に吸収されることで上昇します。血糖値が急激に上昇すると、インスリンが過剰に分泌され、糖分を脂肪として貯め込みます。食後の血糖値をコントロールするためにも、食物繊維をしっかり摂りましょう。(※5)

青汁ダイエットのやり方

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