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【結論】野菜ジュースの栄養は野菜の代わりにならない
手軽に摂れる野菜ジュースですが、原料の野菜からジュースを作る過程で失われる栄養があるため、野菜の代わりにはならないといえます。
しかし野菜ジュースにすることで、吸収率がアップする栄養もあります。野菜ジュースで摂れる栄養・摂れない栄養を詳しくみていきましょう。(※1,2)
しかし野菜ジュースにすることで、吸収率がアップする栄養もあります。野菜ジュースで摂れる栄養・摂れない栄養を詳しくみていきましょう。(※1,2)
野菜ジュースの栄養価を生野菜と比較
栄養素 | 100gあたりに含まれる量 | ||
野菜ジュース | トマト | にんじん | |
---|---|---|---|
カロリー | 18kcal | 20kcal | 35kcal |
たんぱく質 | 0.6g | 0.7g | 0.7g |
脂質 | 0g | 0.1g | 0.2g |
糖質 | 3.6g | 3.7g | 6.5g |
不溶性食物繊維 | 0.3g | 0.7g | 2.1g |
水溶性食物繊維 | 0.4g | 0.3g | 0.7g |
ビタミンA | 32μg | 45μg | 720μg |
ビタミンC | 3mg | 15mg | 6mg |
カリウム | 200mg | 210mg | 300mg |
※野菜ジュースは「ミックスジュース食塩無添加」の栄養価を記載
野菜ジュースと生野菜の栄養価を比較してみるとカロリー、食物繊維、ビタミンCで違いがあるのがわかります。野菜ジュースのカロリーとビタミンCは、生のトマトやにんじんと比べると低い値となっていますね。
また、不溶性食物繊維では上記のなかで一番低い値です。トマトやにんじんでは不溶性食物繊維のほうが水溶性食物繊維よりも多く含まれていますが、野菜ジュースでは水溶性食物繊維のほうが多く含まれていることもわかります。
また、不溶性食物繊維では上記のなかで一番低い値です。トマトやにんじんでは不溶性食物繊維のほうが水溶性食物繊維よりも多く含まれていますが、野菜ジュースでは水溶性食物繊維のほうが多く含まれていることもわかります。
野菜ジュースで摂れない栄養
便のかさを増す作用がある不溶性食物繊維は、野菜を搾ったあとの残りカスに多く含まれます。市販の野菜ジュースは、この残りカスの部分が入らないので、不溶性食物繊維はとても少なくなっています。
また、ビタミンCは加熱により減少します。野菜ジュースは作る過程で加熱処理をしているので、生で食べるよりビタミンCは摂りづらいです。(※1,2)
また、ビタミンCは加熱により減少します。野菜ジュースは作る過程で加熱処理をしているので、生で食べるよりビタミンCは摂りづらいです。(※1,2)
野菜ジュースで摂れる栄養
製造の工程で減少してしまう栄養素がある一方で、加熱しても減少しにくい栄養素もたくさんあります。その中には、野菜ジュースの方が効率よく摂取できる栄養素もありますよ。
リコピンやβ-カロテンは、生の野菜から摂るよりも野菜ジュースといった加工品からの摂取が効率が良いといわれています。(※1)
リコピンやβ-カロテンは、生の野菜から摂るよりも野菜ジュースといった加工品からの摂取が効率が良いといわれています。(※1)
管理栄養士おすすめの野菜ジュースの飲み方
ポイント
- 野菜不足を補うために飲む
- 飲む量は一日2本程度を目安に
- 野菜ジュースを手作りする
野菜不足を補うために飲む
野菜ジュースのおすすめの取り入れ方は、バランスの良い食事を基本とし、間食や補助的に野菜ジュースを飲むこと。外出先でゆっくり食事が摂れないときや、朝料理をする時間がないときに野菜ジュースは強い味方です。
令和元年のデータでは野菜摂取量の平均は281gほどで、一日の目標量である350gまで約70g足りていません。あと少しプラスするために野菜ジュースを取り入れるのはおすすめです。(※9,10,11)
令和元年のデータでは野菜摂取量の平均は281gほどで、一日の目標量である350gまで約70g足りていません。あと少しプラスするために野菜ジュースを取り入れるのはおすすめです。(※9,10,11)
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