酒粕の風味とまろやかな口当たりがうれしい絶品粕汁

Photo by 西村仁見

五十嵐さんが力説してくれた「酒粕をていねいに裏ごしする」という作業の賜物が、驚くほどまろやかな口当たりに仕上がった逸品にあらわれていました。白みそをたっぷり使っているので酒粕が主張し過ぎず、上品な味のなかにほのかな吟醸香が感じられます。

なるほど、これはまさしく家族全員で楽しめる温活レシピです。せっかくの機会なので、この五十嵐流・絶品粕汁を、120%堪能できるアレンジもふたつ教えてもらいました。

粕汁をもっとおいしく!絶品2アレンジ

1. 鮭といくらをのせて。ちょっと贅沢な「親子粕汁」

Photo by 西村仁見

鮭の切り身といくらを加えた文字通りの「親子粕汁」です。粕汁には鮭のアラがよく使われますが、骨などが多いため小さな子どもには不向きなので、切り身なら骨も少なく誰でも楽しめます。

適度に炙った鮭の切り身を粕汁に浮かべ、芽ねぎをのせてから、お好みの量のいくらをトッピングすれば、「親子粕汁」の完成です。家族のうれしいお祝いごとの食事にも似合うおいしいメニューになりますよ。

「鮭の切り身は生か甘塩タイプを選んでください。粕汁はひと晩寝かすと、さらに奥深い味に進化するので、そのタイミングで親子粕汁へアレンジするのがおすすめです」

2. 魅惑の味変!「粕汁カレースープ」

Photo by 西村仁見

粕汁が洋食に衣替えしたかのようなアレンジですが、調理はいたってシンプル。粕汁200ccに、カレー粉とみりんを小さじ1杯ずつ加えてサッと温めるだけです。

「店の粕汁は豚バラ肉を使いますが、このカレースープを念頭において粕汁を作る場合は鶏肉を使うのもおすすめです」

おいしい粕汁を作って、家族みんなで冷え対策!

Photo by 西村仁見

京都ならではの絶品粕汁と魅惑のアレンジ、いかがでしたか。五十嵐さんに教えてもらった粕汁なら、家族みんなで楽しめ温活も進みそうです。おいしく食べて、ホッコリ温まって、春の訪れを待ちたいですね。

取材・文:Terry Naniwa
撮影:西村仁見

取材協力

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酒房わかば
近鉄電車・桃山御陵前駅の高架下で半世紀以上の歴史を持つ名店。京都のグルメ人に長年愛されてきた味は、定番の和食から家庭的な料理、そして日替わりと豊富なメニューで楽しめる。料理だけでなく店の空間からコミュニケーションまで、わかばのすべてを味わいに多くの人が連日集っている。
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