
ライター : shucyan
フードアナリスト / 江戸ソバリエ / ソルトマイスター
「日本ワインを愛する会」会員。フードライターとして新聞・雑誌・ムック本などの紙媒体を始め、これまで複数のグルメサイト、SNSで執筆・情報提供を行い、日本テレビ「ZIP」、テレビ朝…もっとみる
関西では定番の「粕汁」とは?
「粕汁」は酒粕を加えた汁物料理で、酒粕が流通する酒造地域の一般料理です。兵庫県神戸市を主とする関西地域に多いため、西の郷土料理として考える方もいるようです。
この酒粕は多少のアルコール分を含みますが、大鍋でしっかりと煮込めば、お子様でも問題なく飲めるようになります。体を温めてくれる粕汁、どのようなレシピで作られるのか見ていきましょう。
どんな味?
粕汁は普通のお味噌汁と違い、酒粕特有のふわっと甘い香りが特徴。味はお味噌汁をまろやかにしたような、そして香りと同じようにほんのりとした甘さを感じられます。色は白っぽく、甘酒に比べてやや茶色がかったように見えます。
「粕汁」の基本レシピ
材料(2人分)234.5kcal/人
・塩鮭(甘口)……1切れ(100g)
・酒粕……50g
・大根……100g
・にんじん……1/3本(50g)
・ごぼう……1/4本(40g)
・長ねぎ……1/2本(50g)
・だし汁……500cc
・みそ……大さじ2杯
下ごしらえ
酒粕はちぎってぬるま湯100ccに30分浸し、スプーンでつぶしてなめらかにします。
作り方
1. 鮭は3等分にします。大根、にんじんは5mm厚さのいちょう切りにします。ごぼうはささがきにして水にさらします。長ねぎは小口切りにします。
2. 鍋にだし汁、大根、にんじん、ごぼうを入れて火にかけ、沸いたら弱火にして10分煮ます。
3. 鮭、長ねぎを加えてひと煮立ちさせます。
4. 弱火にし、みそ、酒粕を溶き入れて軽く煮たらできあがりです。器に盛り、お好みで七味唐辛子を振って召し上がれ。
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