4. 焼く

Photo by 宮本信義

サラダ油(分量外)を中火で熱した鍋(フライパン)で、3を焼きます。まずは肉あんを詰めた面をしっかり焼いて固め、続けてほかの面も焼き目をつけていきます。

「テフロンのフライパンなら焦げ付かないので安心ですが、よりいい色合いにするためには、油を多めに入れて、軽くゆすりながら焼き色をつけるとよいでしょう」

5.(b)を加え、ふたをして10分ほど蒸し煮する

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(b)、鶏ガラスープを鍋に加えます。沸騰したら弱火にし、ふたをして10分ほど蒸し煮します。

調味料はあらかじめ合わせておけば、一度に入れられるので簡単ですよ。時間がくる前に煮詰まりすぎてしまったら、少し水を加えてもいいでしょう」

6. 水溶き片栗粉、ごま油を加える

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水溶き片栗粉、香り付けのごま油を加え、とろみがついたら完成です!

ボリューム満点!厚揚げ豆腐が立派なメインに

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こんがり焼けた厚揚げの表面に絡んだオイスターソース風味のたれ、蒸されたひき肉のプリッとした食感、そして旨味たっぷりの干ししいたけが味わいをプラスして、まさに主役級のひと皿ができあがりました!厚揚げのカロリーが気になる方は豆腐で作ってもいいそうです。

「豆腐の場合は同じように挟んでもいいけれど壊れやすいから、豆腐の上にのっけるといいです。1丁を上下2枚に切って、さらに4等分に切り分けて表面をスプーンなどですくって穴を作って、そこに肉あんをのせます。豆腐を使うときは必ず水切りしてくださいね」

厚揚げからくり抜いた豆腐は、余ったひき肉やねぎと一緒にスープに加え、卵でとじればスープができます。そうそう、厚揚げは油が古くなっている場合があるから、事前にお湯で洗ってくださいね」

ボリュームも味付けも存在感たっぷりのひと皿。ぜひお試しを!

次回は「豆腐とえびの合わせ蒸し」を紹介

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次回は、譚さんのお母様がよく作ってくれたという「豆腐とえびの合わせ蒸し」。広東料理の特徴である海鮮を使う蒸しものです。お楽しみに!

教えてくれた人

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「広東名菜 赤坂璃宮」オーナーシェフ/譚 彦彬さん 横浜市出身。16歳で料理の道に入り、西新橋「中国飯店」で修業をスタート。京王プラザホテル「南園」の副料理長、ホテルエドモント「廣州」の料理長を経て、1996年に「赤坂璃宮」のオーナーシェフに。銀座店、「香港焼味酒家 赤坂璃宮」(虎ノ門)を経営。テレビ出演多数。21年には『広東名菜 ⾚坂璃宮』を出版
取材協力
取材・文/古川あや
撮影/宮本信義


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