漬物

漬物はごはんとともに少量を食べるものですが、塩分量が多いため、高血圧の方はなるべく控えることが大切です。漬物のなかでも、塩分量が多いのは塩漬けの梅干し。1個(10g)あたりの塩分量は1.8gです。

なお、塩を使わずに手作りした漬物なら少量を摂ってもかまいません。酢を使ってかぶや大根を浅漬けにすれば、塩分控えめになります。(※1,3,4,5,6)

魚介類の練り製品

ちくわやかまぼこなどの魚介練り製品は塩分量が多いため、血圧上昇の原因となるおそれがあります。ちくわ100gあたりの塩分量は2.1g、蒸しかまぼこは2.5gです。

干物と同様に、魚介練り製品は生の魚に置き換えて減塩しましょう。また、おでんの具となるはんぺんやちくわなどの練り製品も控え、大根や卵などを選んでくださいね。(※3,4)

肉加工品

ハムやベーコン、ウインナーソーセージなどの肉加工品には生肉より塩分が多く含まれており、血圧が高い方は注意が必要。ハム100gあたりの塩分量は2.3g、ベーコンは2.4g、ウインナーソーセージは1.9gです。

減塩するには、料理を作る際に肉加工品を生肉に置き換えるのがおすすめ。たとえばケチャップライスを作るときに使うウインナーソーセージを鶏もも肉で代用すると、100gあたり1.7gの減塩になります。(※3,4)

インスタント食品

簡単に調理ができて便利なインスタント食品ですが、味付けが濃く、多くの塩分が含まれているため控えましょう。たとえば塩味の即席カップ麺1個(104g)の塩分量は6.0gと、高血圧の人が一日に摂ってよい食塩の量と同じです。どうしても食べたいときは、汁をすべて残してくださいね。

また、インスタントのみそ汁一食あたりの食塩量は、手作りのみそ汁の約2倍。なるべく手作りを心がけることが減塩のコツです。(※3,4,7)

血圧を上げる飲み物

アルコール

前述したように、酒を多く飲むことは高血圧の原因のひとつ。そのメカニズムははっきりしていないものの、飲酒によって交感神経が刺激され、血管が緊張して血圧が上がるという説が有力です。

血圧が高い人は適量の飲酒を心がけましょう。(※2,8)
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