【ひざ軟骨(げんこつ)】食べ応えのある食感とジューシーな味わい。

軟骨のなかでも、鶏の膝の部分の軟骨を「げんこつ」と呼びます。むね軟骨よりもやや硬く、コリコリした食感。軟骨のまわりについている肉は、脂ののったもも肉なので食べ応えがあり旨味を感じられます。むね軟骨は焼き過ぎると硬くなりますが、ひざ軟骨はしっかり焼くことでジューシーに仕上がるのが特徴です。

【ちょうちん】コクのある味わいと独特な食感が楽しめる。

ちょうちんは、「きんかん」と「ひも」からなる部位。「きんかん」は鶏の子宮に入る前の未成熟卵で、卵の殻ができる前の状態。見た目は卵黄に似た黄色で、濃厚な味わいが特徴です。「ひも」は卵が通る輸卵管のことで、コリっとした食感とたんぱくな味わい

きんかんとひもを一緒に串にさしたものを「ちょうちん」といい、クリーミーな食感が人気です。

【油つぼ】珍味好きなら試してほしい、ツウ好みの部位。

油つぼは、鶏の尾(ぼんじり)の付け根に位置する、脂をためておく部位です。独特の風味があり、ツウ好みの味わいと言われています。ぼんじりよりも歯ごたえがあり、濃厚な味わいが特徴。風味が強いため、ねぎやしょうがなどを絡めて臭みを消して食べることも多い部位です。

【とさか(かんむり)】プリプリ食感とあっさりした味わいが魅力。

とさかはその名のとおり、鶏のとさかの部位。「かんむり」「烏帽子」とも呼ばれます。女性に嬉しいコラーゲンが豊富な分ゼラチン質で硬さがあるため、しっかりとカリカリに焼いて食べるのが一般的。焼くとプリプリした食感になり、あっさりした味わいが楽しめます。

【もみじ】コラーゲンと旨味がたっぷり。

もみじは、鶏の脚先の部位。見た目が樹木のもみじの葉に似ていることから、そう呼ばれます。コラーゲンのかたまりと言われるほど、コラーゲンが多く含まれているのも特徴。とさかと同様ゼラチン質で、独特のコリコリした食感が楽しめますよ。おいしいだしが出るため、スープで使うことも多い部位です。

【つくね】アレンジで楽しみ方無限大の人気メニュー。

つくねは、鶏のひき肉で作る団子のこと。むね肉やもも肉を使うのが一般的です。軟骨を入れてコリコリした食感に仕上げたり、野菜を混ぜたりとアレンジ方法が多く、肉以外の材料はさまざま。団子を作る際に手でまるく捏ねることを「つくねる」ということから「つくね」と呼ばれています。

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