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鶏きんかんはどの部位?
きんかんとは鶏の卵が卵巣の中でしっかりとした形になる前の黄身の部分のこと。産卵鶏としての役割を終えた雌鶏の卵巣や卵管の中にある、未熟な状態の卵や卵の素です。成熟した雌鶏しかとれない希少部位でもあります。
大きさは直径3cmくらいでオレンジ色の見た目をしていて、柑橘類の金柑に見た目が似ていることからこの名前が付けられました。
大きさは直径3cmくらいでオレンジ色の見た目をしていて、柑橘類の金柑に見た目が似ていることからこの名前が付けられました。
鶏きんかんの味わい
鶏のきんかんの味は卵黄に似ていますが、通常の黄身よりもさらに濃厚な味わいが感じられるのが特徴です。食感は固めの半熟卵に近く、プリッとしていて絶妙な弾力が楽しめるのが魅力的。
生の状態でもしっかりとした固さがあるため、通常の黄身のように簡単に潰すといったことはできません。
生の状態でもしっかりとした固さがあるため、通常の黄身のように簡単に潰すといったことはできません。
鶏きんかんの部位・味わい
- 鶏きんかん……産卵鶏としての役割を終えた雌鶏の卵巣や卵管の中にある、未熟な状態の卵や卵の素
- 【味わい・食感】
・通常の黄身よりもさらに濃厚な味わい
・食感は固めの半熟卵に近く、絶妙な弾力が楽しめる
鶏きんかんの栄養
鶏のきんかんは卵黄に当たる部分なので、基本的な栄養素も卵黄と似ていると考えられます。たんぱく質のほかには、ビタミンAやビタミンBなどのビタミン類、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などのミネラル類が豊富に含まれているとされていますよ。(※1,2)
鶏きんかんのおいしい食べ方
鶏きんかんは串焼きや塩焼き、もつ煮などにして食べるのが一般的。ここでは鶏きんかんの食べ方・料理について代表的なものをいくつか紹介します。
ちょうちん(焼き鳥)
きんかんとひも(鶏の卵管)を一緒に串に刺し、焼き鳥にしたものを「ちょうちん」と呼びます。ひもはコリコリとした食感で歯応えがあって淡泊でさっぱりとした味わい。
きんかんの濃厚な味わいとひもの淡泊な味わいのコントラストが楽しく、ほかの串焼きでは感じられない味わいを堪能できます。
きんかんの濃厚な味わいとひもの淡泊な味わいのコントラストが楽しく、ほかの串焼きでは感じられない味わいを堪能できます。
鶏もつ煮(甲州鳥もつ煮)
きんかんを使ったもつ煮込みは「甲州鳥もつ煮」という名前も付いている山梨県甲府市のB級グルメ。2010年に開催された第5回B-1グランプリでも金賞に輝いた経験がある有名なご当地料理なんですよ。
きんかんやレバー、砂肝、ハツなどをしょうゆや砂糖、みりんなどで甘辛く煮た料理で、甘辛い味わいはお酒やごはんとの相性が抜群です。
きんかんやレバー、砂肝、ハツなどをしょうゆや砂糖、みりんなどで甘辛く煮た料理で、甘辛い味わいはお酒やごはんとの相性が抜群です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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