どこかわからない部位たち

せせり

鶏の首の部分です。鶏は周囲を確認するのにくるくると首を回したり、地面のエサを食べるのに、よく首を曲げ伸ばしして動かします。そのため身が締まっていて、歯ごたえがありますが、適度に脂ものっていてバランスのとれた味です。お店によっては「ネック」「そろばん」などと呼ばれるよこともあります。

おたふく

人間でいうところの胸筋、胸腺やリンパ腺です。脂が多い表面の皮と、歯ごたえのある中の身のふたつの食感が楽しめる一風変わった部位です。

おび

鶏のももの中心部分のお肉。もも肉よりさらに水分量が多いのでモチモチとやわらかくプリプリとしています。

さえずり

鶏の気管と食道です。管状なのでホルモンのような弾力がありますが、クセがなくて食べやすいです。

べら

砂肝の下にある弁で、人間でいう十二指腸。香りは砂肝に近いですが、砂肝よりも弾力があってプリプリとしています。砂肝の食感が好きな人は、ぜひこちらも食べてみて欲しいですね。

銀皮(ぎんぴ)

砂肝を包んでいる銀色の皮の部分です。クセのない味でコリコリとした食感が特徴です。「ずりかべ」とも呼ばれます。こんな皮の部分まで串にしてしまうとは。。。鶏は本当に余すところがないのですね。
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