【白子】外側は香ばしく、中はクリーミーで濃厚な味わい。

白子は、魚類の精巣として知られていますが、鶏の精巣も同じく白子と呼ばれ、焼き鳥でも楽しむことができます。オスの鶏からしか取れない、希少部位のひとつです。焼き鳥にすると表面は香ばしく、中身はとろとろでクリーミー。魚類の白子よりも濃厚ですが、鶏の白子は独特のクセがなく食べやすいのが特徴です。

【そのほか個性派】焼き鳥の部位の種類と味をチェック!

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調理師のおすすめポイント

  1. 皮やつくねは、食べやすくてファンが多い部位です。軟骨系はコリコリとした食感が好きな人におすすめ。ちょうちんやとさか、もみじなど鶏ならではの希少部位は、焼き鳥専門店で見かけたらぜひ注文してみましょう。

【皮】ジュワっとあふれる旨味とパリパリ食感が人気。

焼くとパリッとした食感が特徴の皮。首皮、胸皮、もも皮と皮にも種類がありますが、焼き鳥では厚みがあり歯ごたえのある首皮が使われます。コラーゲンが豊富で、焼くとジューシーな旨味とパリッと焼けた香ばしさが楽しめる人気部位です。

【ペタ】締まった筋肉と皮の脂身がバランスよく味わえる。

ペタは、ぼんじりの上部にある腰の皮のこと。尾を動かす筋肉部分も一緒に切り出すため、通常の皮よりも脂肪が多く厚みがあります。皮と脂身のバランスが絶妙で弾力があり、かめばかむほど旨味がジュワっと感じられる部位です。1羽から少ししか取れない希少部位。

【銀皮(ずりかべ)】硬めの食感を楽しみたい人におすすめ。

砂肝を包む皮の部分を、銀皮と呼びます。見た目が銀色のように見えるため、銀皮と呼ばれますが「ずりかべ」と呼ぶことも。歯ごたえがあり、コリコリとした弾力が特徴です。通常の皮とは異なり、焼いてもやわらかくなりにくく、硬い部位として知られています。

【むね軟骨(ヤゲン)】軟骨の食感と肉の旨味が両方味わえるお得な部位。

むね軟骨は、コリコリした食感が特徴のやわらかい骨の部位。胸骨の先端に位置する部位で、形が「やげん(薬研)」という真ん中に窪みのある船形の薬を作る道具に似ていることから、「やげん」とも呼ばれます。コリコリしたやわらかな骨と、骨についたささみ肉のバランスがベストマッチな人気部位です。

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