2. 小豆を再度ゆでる

Photo by anrichiko

1をふたたび鍋に入れ、水800cc(分量外)を入れて火にかけ、煮たったらふたをして弱火で20分煮ます。

「厚手のホーロー鍋などを使う場合はふたを完全に閉めますが、それ以外の場合は吹きこぼれないようにふたを少しずらしてのせてください」

3. 米を加えて煮る

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2に米を加え、ふたをして弱火で20分煮ます。

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20分煮たものがこちら。器に盛り、焼いた餅をのせたら、お好みで塩やいりごまをふって完成です。

「やわらかい餅が好みの方は、電子レンジで加熱したり、熱湯でゆでるとよいでしょう。塩やごまではなく、きび砂糖やてんさい糖、黒砂糖を足して甘くすると、ぜんざいのように味わうことも。小さいお子さんでも食べやすくなりますよ」

やさしい甘みがおいしい。さつまいも入り小豆粥

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毎年食べている方は、たまには趣の異なる小豆粥を食べたくなることもあるでしょう。そんなときは、さつまいもを加えたアレンジレシピを試してみてはいかがでしょうか。

「小ぶりのさつまいも1本(200g程度)を2〜3cm角に切り、水にさらして水気を切ります。基本の作り方の米を加えるタイミングで、一緒に加えて煮てください。さつまいもの自然な甘みが加わり、食べ応えも出ますよ」

ベースの材料は米と小豆のみとアレンジしやすい料理なので、家族好みの味つけを見つけられるとよいですね。

小正月に小豆粥を食べて、気持ちよく一年をスタート!

少し時間はかかりますが、作る工程はとても簡単な小豆粥。最後に、おいしくいただくコツを星野さんに教わりました。

「できてから時間が経つと米や小豆が水分を吸ってしまうので、でき立てをいただくのがおすすめです。ぜんざいやお汁粉などよりも甘みがないぶん、小豆の旨味が感じられる滋味深い味わいを、ぜひ味わってみてくださいね」

お正月におせちを、1月7日に七草粥を食べるように、1月15日は小豆粥を食べることで、一連の年始行事を締めくくり、心も体もスムーズに日常へと踏み出せるきっかけを与えてくれるのかもしれません。体にやさしい小豆粥を食べて、気持ちよく日常へのスタートを切りましょう!

取材・文/鎌上織愛

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