「夜ヨーグルト」にはどんな効果がある？管理栄養士がダイエット中におすすめの食べ方を解説

ライター : 椛嶋貴子

管理栄養士

腸活や便秘対策に。夜にヨーグルトを食べるメリット

グラスに盛り付けられたヨーグルトにラズベリーやブルーベリーがトッピングされている

メリット

腸内環境が整う
筋肉作りをサポート
睡眠をサポート

腸内環境が整う

夜にヨーグルトを食べるメリットのひとつが、善玉菌の一種である乳酸菌が摂れること。乳酸菌は腸内の善玉菌を増やしたり、悪玉菌の増殖を抑えたりして、腸内環境を整える作用があります。

また、起床から15～19時間後の夜は、腸の細胞が修復・再生される時間帯です。さらに、睡眠中に乳酸菌がはたらいて腸が活性化します。このような条件がそろうタイミングなので、腸内環境を整えたい方はヨーグルトを夜に食べるのがおすすめです。（※1,2）

筋肉作りをサポート

プレーンヨーグルト100gあたりには、筋肉の材料となるたんぱく質が3.6g含まれています。筋肉量を効率よく増やしたいとき、たんぱく質を摂るのに適したタイミングのひとつが夜の寝る前です。

その理由は、睡眠中に成長ホルモンが分泌されるため。成長ホルモンは筋肉を増やしたり、たんぱく質の吸収を促したりする作用があります。成長ホルモンの分泌に合わせてヨーグルトからたんぱく質を摂っておくと、筋肉作りのサポートになりますよ。（※3,4,5）

睡眠をサポート

ヨーグルトには、アミノ酸の一種であるトリプトファンが含まれています。トリプトファンが寝るときに体内に入っていると、スムーズな入眠につながります。夕食後にヨーグルトを摂るとトリプトファンの摂取量を増やせるため、寝つきがよくなることが期待できますよ。

また、眠りに関わるホルモンであるメラトニンの材料は、ほとんどが腸内で作られています。ヨーグルトを摂って腸内環境を整えると、メラトニンの生成量を増やすことができ、質のよい睡眠につながりますよ。（※6,7）

ヨーグルトのカロリーは低い？市販品のカロリーやおすすめレシピを管理栄養士が紹介

健康的なイメージがあるヨーグルトですが、カロリーはどれくらいなのか気になりますよね。この記事では管理栄養士が、プレーンヨーグルトのカロリーについて、市販品も含めて紹介します。また、ダイエット中に活用できるヨーグルトのおすすめレシピも必見です！

夜にヨーグルトを食べるときのポイント

ポイント・注意点

食べるタイミングは夕食後がおすすめ
食べる量は一日100～200gを目安に
プレーンや低脂肪タイプを選ぶ

食べるタイミングは夕食後がおすすめ

ヨーグルトを夜に食べるとさまざまなメリットが期待できますが、食べるタイミングは夕食後が適しています。ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌を効率よく摂取することができます。

夕食前でお腹が空いているときは胃の酸性度が強くなります。このタイミングでヨーグルトを摂ると、胃酸の影響で乳酸菌やビフィズス菌が死滅してしまいます。（※8）

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