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にんにくの効果は加熱すると弱くなる?
にんにくは加熱してもその作用は失われることはなく、むしろより効果を発揮します。
前述したように、にんにくに含まれるアリシンは、加熱するとスコルジニンとアホエンという成分に変化します。アホエンには、抗菌、抗ウイルスのほか、血栓を作りにくくする作用やコレステロールを低下させるはたらきがあります。スコルジニンには、抹消の血管を広げるはたらきがあり血流促進に役立ちますよ。
アリシンからアホエンに変化させるには高温を避け、80℃くらいの低温で加熱するのがおすすめです。(※5,7)
前述したように、にんにくに含まれるアリシンは、加熱するとスコルジニンとアホエンという成分に変化します。アホエンには、抗菌、抗ウイルスのほか、血栓を作りにくくする作用やコレステロールを低下させるはたらきがあります。スコルジニンには、抹消の血管を広げるはたらきがあり血流促進に役立ちますよ。
アリシンからアホエンに変化させるには高温を避け、80℃くらいの低温で加熱するのがおすすめです。(※5,7)
にんにくの効果を引き出す食べ方
油と一緒に調理する
熱に弱い性質を持つアリシンは、油と一緒に調理すると分解されにくくなります。たとえば煮込み料理の場合、先に油で炒めてから煮込む、という方法がおすすめ。
ほかにもオリーブオイルにすりつぶしたにんにくを加えてパンにつけたり、ドレッシングに加えたりするのはいかがでしょう。(※4,7,8)
ほかにもオリーブオイルにすりつぶしたにんにくを加えてパンにつけたり、ドレッシングに加えたりするのはいかがでしょう。(※4,7,8)
豚肉や大豆と一緒に食べる
アリシンには、ビタミンB1の吸収を高めるはたらきがあります。ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変える際、必要なビタミンです。ビタミンB1が不足すると、疲れやすくなったり食欲が落ちたりするおそれがあります。
豚肉や大豆など、ビタミンB1が豊富な食材と一緒に食べるのがおすすめです。(※1,2,3)
豚肉や大豆など、ビタミンB1が豊富な食材と一緒に食べるのがおすすめです。(※1,2,3)
にんにくを食べすぎるとどうなる?
腹痛や下痢をおこす
にんにくを食べ過ぎると、体に不調をきたすおそれがあります。胸焼けや吐き気、嘔吐、下痢のほかめまいや発熱、発汗などにつながる場合も。また、妊娠中は赤ちゃんに影響を及ぼすことがあるため、かかりつけの医師に相談しつつ食べるようにしましょう。(※9)
体臭や口臭が強くなる
にんにくを食べ過ぎると匂いのもとであるアリシンが汗や尿に混ざって、体臭や口臭が強くなることがあります。また、生のにんにくは匂いがきついので、加熱して食べるのがおすすめです。そのほか牛乳を飲んだり、ガムやコーヒー豆を噛んだりすると口臭を和らげることができますよ。(※5,10)
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