4. だしを加えて、リゾットを仕上げる

Photo by keiji okazaki

2に、炊いておいた米、米と同量のだし、オリーブオイル10cc、バター15gを加えて火にかけます。

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全体がよく混ざりあうように、だしの水分が少なくなるまで炒めます。

5. ヤリイカ、トマト、イタリアンパセリを加えて、ソースを仕上げる

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3の乳化したソースに、ヤリイカの身の部分、角切りにしたトマト、イタリアンパセリを入れて少し煮詰めましょう。ヤリイカに火が通ったら、塩をひとつまみ程度加えて、味を調えます。

6. リゾット、ソースを盛り付ける

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リゾットをお皿に盛り、上からヤリイカのソースをかけて盛り付ければ完成です。

さっぱりとしながら、たっぷりとコクのある味わい!

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バターのコクが加わることでお酢の酸味がおさえられ、やさしくまろやかな味わいに。一方で、お酢のマイルドな酸味で、バターのしつこさはまったくありません。すべての食材にしっかりとソースがからみ、おいしさに包み込まれます。

やわらかいヤリイカとトマト、ほどよく硬さのあるアスパラガスとお米、ひと皿でいろいろな食感が楽しめるのも魅力です。

普段あまりお酢を使わないという人や、お酢を使った料理が苦手という人も、これならきっと楽しめるはず!お酢使いのバリエーションも広がって、味わいの概念が少し変わるかもしれませんよ。

次週は「キャラメルプリン」を紹介

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お酢の活用レシピ、最終回の次週は「キャラメルプリン」を紹介。赤ワインビネガーを使うと普段のプリンが、より大人のスイーツになるんです。スイーツにもお酢はぴったり。おもてなしにもおすすめのレシピを、お楽しみに!

取材・文/島田みゆ
撮影/岡崎慶嗣

白ワインビネガーの使い方や活用レシピはこちら▼
これまでの連載はこちら▼
取材協力

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Ata(アタ) 渋谷と代官山の間にあるカジュアルフレンチビストロ。ミシュランガイド東京のビブグルマンに度々選出されている実力派。スウェーデン語で「食べる」という意味の店名は、「食べることを楽しんでほしい」という掛川シェフの純粋な想いに由来。雰囲気、価格ともに気取らず、本格的でおいしい魚介とワインが楽しめると人気を集めている

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