ライター : macaroni 編集部

乳酸菌と食物繊維たっぷり。白い!塩麹ヨーグルト鍋

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

鍋の季節がやってきました!準備がラクで、野菜がたくさん摂れて、身体も温まるお鍋は、秋から冬にかけて大活躍です。そこで「匠のおうちレシピ」では、11月の特集テーマ「おいしい発酵食」に合わせて、身近な発酵食材を使った鍋レシピを紹介します。

先週に引き続き「日本橋ゆかり」の野永喜三夫さんが、自宅キッチンにある調味料を使って、手軽かつ経済的に作れる鍋つゆを紹介してくれます!


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Photo by Nobuyoshi Miyamoto

日本橋ゆかり/野永喜三夫さん 宮内庁への出入りを許された老舗日本料理店の3代目。「露庵 菊乃井」での修行を経て、「日本橋ゆかり」で確かな技術と独特の感性を生かした日本食を提供している。2002年「料理の鉄人JAPAN CUP 2002」で総合優勝。米国のメディアで日本を代表する料理人として選出されるなど、世界からも注目されている
発酵食品入りアレンジ鍋を伝授いただくのも今回がラストです。毎回違った発酵食品、メイン具材、野菜、そして〆をご紹介いただきましたが、最終回はヨーグルトと塩麹を使った鍋レシピです。メイン具材は鶏肉、そして〆にはでんぷん麺が登場します。

発酵食品と植物繊維を一緒に摂ると、乳酸菌の働きが活発になって腸内環境が改善されます。だから今回は食物繊維たっぷりのきのこを合わせました。ヨーグルトと塩麹は豆乳と水で割ると真っ白だから、具材はあえて白いものを選んでホワイト鍋にしました。お子さんの大好きな餃子やソーセージも入れましょう!

お鍋のスープにヨーグルトは意外かもしれませんが、塩麹と豆乳と合わせることで酸味がやわらいで、とてもまろやかな味になります。包丁で切る材料も少ないのであっという間に準備が終わりますよ」

ヨーグルトのお鍋とは、いったいどんなものなのでしょう。気になりますね!

材料(2〜4人分)

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

調理時間:10分(※煮込む時間は除く)

・鶏もも肉……1枚(280〜320g)
・水餃子……8個
・えのきだけ……2パック(400g)
・エリンギ……2パック(400g)
・しめじ……1パック(200g)
・焼き豆腐……1パック
・ウインナーソーセージ……8本
・水菜……1袋
・でんぷん麺……150g

〈つゆ〉
・塩麹…100g
・プレーンヨーグルト(無糖)……200g
・無調整豆乳……200g
・白だし……50cc
・水……400cc

作り方

1. えのきだけの根元を切り落とし、ほぐす

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えのきだけの根元の部分を切り落とし、箸を使ってざっくりほぐします。

「左手でえのきだけを押さえ、右手に持った箸を根元から3cmほどの場所にさして、根元に引く動きを7〜8回繰り返すと簡単にほぐれます。フォークでは短いし、歯の間が狭すぎるので、箸がおすすめです」

2. エリンギを薄切りする

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エリンギを2〜3mmほどの厚みに薄切りします。

3. 豆腐を12等分に切る

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焼き豆腐を食べやすい大きさに切り分けます。まずは横に2等分。そして縦に2等分したあと、さらに3等分して、12等分に切ります。煮崩れしないように今回は焼豆腐を使いましたが、普通の豆腐でもOKです。

4. ウインナーソーセージに斜めに切れ目を入れる

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ウインナーソーセージの片面に等間隔に3回切れ目を入れて、裏返して同じように切れ目を入れます。

「そのままでもいいけれど、切リ目を入れると食感がよくなるし、いいだしも出ます。ひと手間かける価値はじゅうぶんありますよ」

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