ライター : 上田 裕美

管理栄養士

しらたきの栄養や効果効能

栄養

  1. お腹の調子を整える「食物繊維」
  2. 骨や歯を作る「カルシウム」
  3. 酸素を全身に運ぶ「鉄」
  4. むくみ対策に役立つ「カリウム」

お腹の調子を整える「食物繊維」

しらたきには、100gあたり2.9gの食物繊維が含まれています。

しらたきは、不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らみ、腸の運動を活発にする作用があります。また、腸内でビフィズス菌や乳酸菌のエサとなり増殖を助けるため、善玉菌が増えてお腹の調子を整えるはたらきもありますよ。(※1,2,3)

骨や歯を作る「カルシウム」

しらたきには、100gあたり75mgのカルシウムが含まれています。

カルシウムは骨や歯を作るもとになるだけではなく、筋肉を収縮させたり、神経の興奮を抑えたりする作用があります。カルシウムは日本人に不足しがちな栄養素なので、日頃からカルシウムを含む食品をとり入れるようにしましょう。(※1,4)

酸素を全身に運ぶ「鉄」

しらたきには、100gあたり0.5mgの鉄が含まれています。

鉄は血液中のヘモグロビンの材料になり、酸素を全身に運ぶはたらきがあります。鉄は2種類あり、ヘム鉄は動物性食品に、非ヘム鉄は植物性食品に含まれているのが特徴です。非ヘム鉄はビタミンCと一緒にとることで身体に吸収しやすくなりますよ。(※1,5)

むくみ対策に役立つ「カリウム」

しらたきには、100gあたり12mgのカリウムが含まれています。

カリウムはナトリウムとともに、身体の水分量を調節するはたらきがあります。塩分(ナトリウム)をとり過ぎたときは、カリウムが身体の外へ排出するよう促してくれます。血圧が気になる方や、むくみが気になる方は積極的にとりたい栄養素です。(※1,6,7)

しらたきとこんにゃくの違い

形や名前が違うしらたきとこんにゃく、実は原材料は同じこんにゃく芋から作られていますよ。

同じものでも、関東ではしらたき、関西では糸こんにゃくと呼ぶことがあるようです。四角く固めるこんにゃくに対し、しらたきはお湯の中でシャワーのように細長く出しながら固めるのが特徴です。(※8)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ