ライター : 佐久間愛子

管理栄養士/糖尿病療養指導士/Webライター

納豆に含まれる栄養とは?

納豆の栄養素

  1. ダイエットの味方の「大豆たんぱく質」
  2. 肌を若々しく保つのに役立つ「レシチン」
  3. こころの健康維持を助ける「マグネシウム」
  4. 貧血対策に役立つ「鉄分」
  5. 骨の健康を助ける「ビタミンK」
  6. 脂質の代謝に大切な「ビタミンB2」
  7. 月経前の不快症状対策に役立つ「ビタミンB6」
  8. 女性の健康維持に意識したい「大豆イソフラボン」
  9. 血の詰まり対策に役立つ「ナットウキナーゼ」
  10. 腸内環境整備に大切な「食物繊維」

ダイエットの味方の「大豆たんぱく質」

大豆たんぱく質はダイエットに役立ちます。納豆には、体内で作れない必須アミノ酸が豊富で、体の調子を整える作用が期待できます。

また、大豆たんぱく質のような植物性のたんぱく質はエネルギーを抑えながら量をしっかり食べられるので、ダイエット中でも食事を楽しみやすいですよ。(※1,2)

肌を若々しく保つのに役立つ「レシチン」

レシチンの乳化作用で肌に必要な栄養素が行き渡りやすくなります。レシチンが血液中のコレステロール排泄を促すことで、血流が良くなるためです。

また、レシチンはビタミンAやビタミンEなどの抗酸化ビタミンの吸収も助けます。抗酸化ビタミンは、老化の原因になる活性酵素のはたらきを抑えてくれるのです。(※3,4)

こころの健康維持を助ける「マグネシウム」

マグネシウムが不足すると、神経が過敏になったり気分が落ち込んだりするおそれがあります。

また、睡眠に関わるメラトニンの生成にもマグネシウムが関わっています。睡眠時間が十分にとれない・睡眠の質の低下は日中の倦怠感や意欲低下を引き起こす可能性も。こころの健康維持のためにも、マグネシウムは大切ですね。(※5,6)

貧血対策に役立つ「鉄分」

鉄が不足すると貧血の原因となり、集中力の低下や頭痛を招くおそれが。特に女性は、月経による鉄損失と貧血に強い関わりがあります。

過多月経でない18~49歳女性の鉄の推奨量は同年齢の男性の1.4倍なので、月経のある女性は特に意識してとりたい栄養素ですね。(※7,8)

骨の健康を助ける「ビタミンK」

ビタミンKは、骨の健康維持に大切なカルシウムの吸収を助けます。さらにビタミンKには、骨にあるカルシウム結合たんぱく質を活性化し、骨へのカルシウム沈着を促す作用もありますよ。

また、ビタミンKは骨だけでなくコラーゲン生成にも関わり、骨質を維持するはたらきもあるんです。(※9)
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