ライター : 土田 綾乃

管理栄養士

カレーの栄養と効果

糖質

糖質は、エネルギーを作り出す栄養素のひとつ。炭水化物に含まれる栄養素で、消化されてエネルギーを作り出す糖質と、消化されない食物繊維に分かれます。

糖質が不足すると、疲れやすくなったり集中力が切れやすくなったりします。また、摂りすぎると中性脂肪として蓄積され、肥満につながるおそれがあるので注意しましょう。(※1)

カプサイシン

カプサイシンは辛味成分のことで、主にとうがらしに多く含まれます。脂肪の燃焼を助け、肥満対策に役立ちますよ。また、末梢血管の血液の流れを促進し、体を温めてくれます。摂りすぎると胃腸の炎症を起こすおそれがあるため、適量の摂取を心がけましょう。(※2)

クルクミン

クルクミンはウコンに含まれる色素で、カレーに多く含まれています。脳の健康を保つはたらきがありますよ。また、胆汁の分泌を促してたんぱく質や脂質の消化を助け、肝機能を強化します。(※3)

ジンゲロール

ジンゲロールは、しょうがに含まれる辛味成分。血液の流れを促進し、冷え対策に役立ちますよ。血流を良くすることは体温の上昇にもつながり、冷えが引き起こす頭痛や肩こりなどの症状を和げてくれます。免疫力の向上にもつながるので、積極的に摂りたいですね。(※4)

ピペリン

ピペリンとは、コショウに含まれる辛味成分のことです。特に黒こしょうに多く含まれています。血流を促して、冷えの症状を良くするはたらきや、抗菌・防腐作用があります。ピペリンは辛味成分なので、多量摂取には注意が必要です。胃腸の負担をかけないように、適量の摂取を心がけましょう。(※5)
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