ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

カリフラワーの栄養素の効能について

カリフラワーの栄養素

  1. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  2. 塩分の排出を促す「カリウム」
  3. 貧血対策に欠かせない「鉄」
  4. 肌の健康をサポート「ビタミンC」
  5. 筋肉の材料になる「たんぱく質」

便秘対策に役立つ「食物繊維」

野菜類に多く含まれる食物繊維。カリフラワーには、100gあたり2.9g含まれています。

食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、カリフラワーは不溶性食物繊維を多く含んでいます。便のかさを増やし、腸を刺激することでスムーズな排便を促す不溶性食物繊維は、便秘対策に役立ちますよ。(※1,2)

塩分の排出を促す「カリウム」

ミネラルのひとつであるカリウムは、カリフラワー100gあたりに410mg含まれています。

カリウムは細胞内に存在し、浸透圧の維持や水分の保持といったはたらきがあります。ナトリウムの排泄を促進する作用があるため、塩分(ナトリウム)の摂取量が気になるときは、カリウムを含む野菜や果物を積極的に摂り入れるのがおすすめです。(※1,3)

貧血対策に欠かせない「鉄」

貧血対策に役立つ鉄。カリフラワーには、100gあたり0.6mg含まれています。

鉄は体内でおもに赤血球に存在するヘモグロビンの材料となり、全身への酸素運搬にかかわっています。そのため、鉄が不足すると酸素が十分に行き渡らなくなり、貧血症状をおぼえることが。植物性食品に含まれる非ヘム鉄は、ビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ると吸収率がアップしますよ。(※1,4,5)

肌の健康をサポート「ビタミンC」

水溶性の成分であるビタミンCは、カリフラワー100gあたりに81mg含まれています。

ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠で、皮膚や粘膜の健康維持にかかわるビタミンです。疲労や睡眠不足など、ストレスの多い人ほど必要量が増します。体内では合成できず、水溶性の成分のため、意識して食事から摂取しましょう。(※1,6,7)

筋肉の材料になる「たんぱく質」

体内で筋肉や臓器などの材料になるたんぱく質。カリフラワーには、100gあたり3.0g含まれています。

カリフラワーをはじめとする野菜に豊富なたんぱく質は「植物性たんぱく質」と呼ばれます。植物性たんぱく質が豊富な食品は、動物性たんぱく質を多く含む肉や魚などより低カロリー・低脂質というメリットがありますよ。(※1,8,9)
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