ブロッコリーとカリフラワーの栄養の違い

たんぱく質食物繊維カリウムβ-カロテン葉酸ビタミンC
カリフラワー3.0g2.9g410mg0.6mg18μg94μg81mg
ブロッコリー5.4g5.1g460mg1.3mg900μg220μg140mg
(※1)
ブロッコリーとカリフラワーは、同じアブラナ科の野菜でキャベツの仲間。花のつぼみの部分を食べるということが共通しています。実はカリフラワーはブロッコリーが突然変異したものといわれていて、品種改良され、現在カリフラワーとして栽培されています。

栄養価の違いでは、カリフラワーにはカリウムやビタミンCが多く含まれ、ブロッコリーにはβ-カロテンや葉酸、ビタミンCが多く含まれます。100gあたりで比較するとブロッコリーのほうがビタミンCの含有量は多いですが、カリフラワーは加熱によるビタミンCの損失が少ないとされていますよ。(※10)

カリフラワーのカロリーや糖質量

重量カロリー糖質量
カリフラワー1個400g112kcal9.2g
カリフラワー1房28g8kcal0.6g
(※1,11,12)
カリフラワー1個あたりのカロリーは112kcal、1房あたりでは8kcalです。カリフラワーは低カロリー・低糖質な野菜なので、ダイエット中でもたっぷり食べて問題ありません。ビタミンや食物繊維などの栄養を摂り入れるのに役立ててくださいね。

ほかの食材と比べると

カロリー糖質量
カリフラワー28kcal2.3g
ブロッコリー37kcal1.5g
キャベツ21kcal3.4g
(※1)
カリフラワーをほかの野菜と100gあたりで比較すると、ブロッコリーより低カロリーなことがわかります。これは、カリフラワーのほうがブロッコリーより水分量が多く、脂質が少ないためです。また、カリフラワーはキャベツより低糖質で、ヘルシーな野菜だといえますね。

カリフラワーの栄養素は妊婦が摂り入れても問題ない

妊娠中の方がカリフラワーを食べても問題ありません。

妊娠中は、健康を維持するためのバランス良い食事に加えて、胎児の体を作るためにも多くの栄養素で付加量が設定されています。カリフラワーに多く含まれる、鉄や葉酸もそのひとつ。鉄は胎児に供給されるほか、母体の循環血液量の増加に伴い需要が増えます。また葉酸は、赤血球の生成をサポートするはたらきや、胎児の正常な発育に関与していますよ。(※4,13,14,15)

カリフラワーの栄養はゆでるとどうなる?

たんぱく質食物繊維カリウムβ-カロテン葉酸ビタミンC
カリフラワー(生)3.0g2.9g410mg0.6mg18μg94μg81mg
カリフラワー(ゆで)2.7g3.2g220mg0.7mg16μg88μg53mg
(※1)
生のカリフラワーとゆでたカリフラワーを100gあたりで比較すると、生のカリフラワーのほうがカリウムやビタミンCなどの量が多く、栄養価が高いことがわかります。

水溶性の栄養素であるカリウム・ビタミンC・葉酸は、ゆでるとゆで汁に流失してしまいます。栄養を効率よく摂りたい方は、カリフラワーを生で食べたり調理方法を工夫したりしましょう。(※3,7,14)

カリフラワーを冷凍しても栄養は変わらない?

カリフラワーをはじめとする野菜を冷凍しても、栄養価は変わらないと考えられています。ただし、冷凍する前にゆでることで水溶性の栄養素が減る点に注意。

なお、市販の冷凍野菜は旬のものを冷凍しているため、栄養価が高いです。カリフラワーを旬以外の時期に食べるなら、冷凍のものがおすすめ。(※16)
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