ライター : 嘉山ゆりか

管理栄養士 / 健康運動指導士

監修者 : 小川 博康

医療法人 小川クリニック院長

妊娠中の「つわり」がつらいとき、食事はどうすればいい?

妊娠時、多くの人に起こる「つわり」。人によって程度はさまざまですが、妊娠を経験したことがある方なら、その辛さをご存知なのではないでしょうか。

つわりには「吐きづわり」「食べづわり」「においづわり」など、さまざまな種類がありますが、この記事では体が食べ物を受付にくくなってしまう「吐きづわり」に関して、つわり中でも口にしやすい食べ物をご紹介します。

食の好みや生活習慣、つわりの程度などによって、食べられるものと食べられないものが出てくるので、参考までにご覧ください。

つわり中でも口にしやすい食べ物10選

食材例
冷たい食べ物麺類、冷やごはん、ゼリー、アイスクリーム
酸味がある食べ物梅干し、もずく、パイナップル
さっぱりした食べ物果物、ミニトマト、炭酸水

冷たい食べ物

冷たい食べ物は匂いが抑えられ、喉ごしも良いので食べやすいでしょう。

ごはんは炊いたものを冷ますか、コンビニのおにぎりがおすすめです。冷たいそうめんや冷や麦に梅干しを加えるとスルっと食べられますよ。ゼリー、アイスクリームなどは食べられそうなときに、少しずつ口に含みやすい食べ物です。(※1)

酸味がある食べ物

梅干しやもずくのような酸味があるものも口当たりよく、さっぱりと食べられる食べ物です。和えものに梅干しを入れたり、酢を使ったりするとつわり中でも食べやすいひと品になります。

また、ほどよく酸味のあるパイナップルやキウイフルーツなどの果物が食べやすい方もいるでしょう。

さっぱりした食べ物

冷たい食べ物や酸味がある食べ物と同様、口の中がさっぱりするような食べ物を選ぶと良いですよ。果物や野菜であれば、ひと口ずつ食べやすいいちご、パイナップル、ミニトマトなどを冷やしておくのがおすすめです。

炭酸水も飲みやすいですが、一気に飲むと満腹感で気持ち悪くなってしまうおそれがあるので、少しずつ飲むようにしてくださいね。(※2)

つわりのときにおすすめな食べ物

一覧

  1. 消化がよい食べ物
  2. つわり対策に役立つ「ビタミンB6」が豊富な食べ物
  3. 妊娠中に必要な「葉酸」が豊富な食べ物
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