「少しずつ」を意識する

通常は一日3食ですが、つわり中の食べられない時期は、その考えは置いておきましょう。食べられるものを食べられるときに少しずつ、を意識することが大切。「これなら食べられる」というものを、手元に置いておくのもいいかもしれません。

無理して食べる必要はない

「赤ちゃんのために、食べなきゃ!」と考えてしまう方が多いようです。しかし、無理して食べて吐いて……を繰り返し、お母さんが体調を崩してしまってはいけません。上でも触れましたが、「食べられるとき」に「食べられるもの」を「食べられる量」口にするようにしましょう。

どうしても食べられないときは、妊娠中でも飲めるサプリに頼るのも、ひとつの手段ですよ。

【Q&A】つわりの吐き気を抑える食べ物はある?

A:前述した通り、バナナや牛乳などビタミンB6が含まれる食べ物には吐き気を抑える可能性があると言われています。

また、胃のむかつきを抑えるにはクエン酸を含む酸味のある食べ物が良いようです。レモン、トマト、梅干し、酢を取り入れるようにしてみてください。(※4,6)

【Q&A】匂いつわりがつらいときにおすすめの食べ物は?

A:温かい食べ物からの匂いで吐き気を誘発してしまうときは、冷たい食べ物か常温のものを選ぶと良いですよ。

炊き立てのごはんは匂いが立ち上がってしまうので、よく冷ましてくださいね。ひと口サイズのおにぎりや、スティックパンを用意して側に置いておくと便利ですよ。

【Q&A】つわりのときに避けたほうがよい食べ物は?

A:胃に負担がかかりやすい辛い食べ物や脂っこいものは避けたほうが良いでしょう。

しかし、フライドポテトが無性に食べたくなった、これなら食べられるという方もいると思います。揚げ物だからと避けて何も食べられないより、ご自身の体調と相談して食べられるものを少しずつでも食べるようにしてくださいね。(※7)

妊娠中は無理をしないことが一番

ここまで、つわり中でも口にしやすい食べ物や、食事のポイントをご紹介しましたが、やはり妊娠時のつらさは人それぞれ。ほかと自分とでは違うことが、たくさんあると思います。その点も踏まえながら、無理せず食べられるものを見つけて、妊娠生活を過ごしてくださいね。
【参考文献】
(2023/09/25参照)
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