カニのアレルギーがある方は食べるのを控えよう

成人でもっとも高い割合を占めるカニアレルギー。幼少期に発症すると、成人になっても耐性を獲得することがむずかしいと言われています。原因食物を摂取したあとに運動して初めて重篤な症状が出現する「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」を起こす頻度が高いアレルゲンなので注意しましょう。

カニは、カップ麺やお菓子、チルドシュウマイなどの加工食品にも含まれていることが多いので、パッケージの表示をよく確認することが重要です。アレルギー症状が出るときのカニの量や形態、症状には個人差があるので、不安な方は、一度専門医を受診することをおすすめします。(※20)

【Q&A】カニの栄養はダイエットに役立つ?

A:カニは100gあたり59kcalと比較的低カロリーなことに加え、ダイエット中に摂りたいたんぱく質が豊富に含まれています。

また、ダイエット中は栄養バランスが崩れやすいので、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるカニはダイエット中に嬉しい食材です。(※1,21)

【Q&A】カニとカニカマの栄養価の違いは?

A:カニとカニカマを100gあたりで比較すると、カニカマのほうがたんぱく質を多く含みます。しかしビタミンやミネラルの量は少なく、食塩を多く含むので食べすぎには気を付けましょう。

なお、カニカマはスケトウダラをすりつぶして作られており、カニとは素材が異なるものになります。ただし、原材料にカニを使用する製品もあるので、注意してください。(※1,22)

【Q&A】カニの栄養は妊婦が摂っても大丈夫?

A:妊娠中は水銀を含む魚介類に注意が必要ですが、カニはその対象には入っていないので食べても問題ありません。

妊婦の食事摂取基準ではたんぱく質について、妊娠中期で一日+5g、後期で+20gの付加量が推定平均必要量として設定されています。カニはたんぱく質が豊富であることに加え、ビタミン、ミネラルなど、妊婦に必要な栄養がたくさん。ほかの食材と組み合わせて、バランスよく摂り入れたい食材です。

ただし、妊婦は非妊娠時に比べて食中毒菌に感染しやすくなるため注意が必要です。生のカニは避け、しっかり加熱して食べるようにしましょう。(※23,24,25,26)

カニの栄養を効率よく摂り入れるレシピ5選

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ