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サラダには欠かせない!『レタス』は主役級の淡色野菜
この記事では、野生種を改良してさまざまな品種が生まれた、この「レタス」の魅力に迫ります!簡単レシピは、「レタス」を丸ごと一個使い切り!2人で食べきれてしまうおすすめ料理をご紹介します。
「レタス」の魅力
レタスって?
今のようなレタスが入ってきたのは江戸時代末期から明治時代とされ、昭和の時代になるとサラダの主役として広く栽培されるようになりました。
レタスの旬
旬は4~9月ですが、4~5月は茨城県や長野県の春レタス、6~9月は長野県が生産量60%を占めるといわれる夏レタス、11~3月は茨城県などでハウス栽培される冬レタスと、産地リレーのおかげで一年を通して新鮮でおいしいレタスに出会えます。
また、長野県では予冷庫※で急冷した箱詰めされたレタスを、低温のまま保冷トラックで市場に運んでいます。
※野菜を真空冷却して鮮度を落とさず保管するための設備
店頭に「朝採りレタス」が並ぶのは、生産者の方をはじめ、携わる方々の惜しみない働きがあるから。レタスに限ったことではありませんが、そうした多くの人の努力に感謝しながら、大切に味わいたいものですね。
レタスの種類と栄養
種類は、大きく分けて5つ。
“結球する”玉ちしゃ。代表的なものは「玉レタス」でビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富です。ゆるく結球したものに「サラダ菜」などがあります。
“結球しない”葉ちしゃ。「サニーレタス」や「グリーンカール」などのリーフレタスで、βカロテンが豊富に含まれおり、玉レタスの10倍ほど。緑黄色野菜に分類され、ビタミンCやカリウム、カルシウムも玉レタスを上回る栄養価です。
“半結球する”立ちちしゃ。お馴染みの野菜では「ロメインレタス」があります。シーザーサラダによく使われ、加熱調理にも向くレタスです。
このほか、“茎を食べる”茎ちしゃ、“茎を掻き取って食べる”搔きちしゃ(サンチュなど)があります。
レタスの選び方と使い方
玉レタスは巻きがゆるめで軽く丸いものを。葉レタスは色鮮やかで、はりのあるものが鮮度の良いものを。
鮮度が少し落ちたものや見切り品などは加熱調理に使うなどして、食材を上手に使いこなしていきたいですね。
油やたんぱく質と組み合わせると、いくつかの栄養をスムーズに摂取できますし、火を通すとかさが減ってより多く食べれます。炒めものや鍋ものにするのは、理にかなった食べ方といえます。
手でちぎると断面が粗くなるので、ドレッシングなどの味付けがからみやすくなるというメリットも。
色、味、食感ともに欠かせない具材のひとつです。
レタスの保存と食べ方
傷みやすい食材なので早めに、2~3日ほどで食べきりましょう。
生食するときは、水気をきったレタスを密閉容器に入れて冷やしておき、食べる直前に冷蔵庫から出して使いましょう。水にさらしておくよりもパリッとした食感のレタスをいただけます。ビタミンCの損失も防げて一石二鳥です!