
ライター : Raico
製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター
情報誌の編集・ライターとして出版社に勤務後、パティシエとしてホテル・洋菓子店・カフェレストランにて修業を重ね、デザート商品開発に携わる。一方でフードコーディネーター、ラッピ…もっとみる
こどもの日に食べる定番料理は?
ちまき
もち米を竹の皮に包んで、三角形にして蒸したものです。もともと中国で水神のお供物として、のちに詩人である屈原の霊を鎮めるため、命日である端午の節句にお供えされるようになり、ちまきとともにその文化が伝わりました。
現在は関西や中国地方を中心に端午の節句に食べられており、上新粉を練って三角にして笹の葉に包んで蒸したもの、葛粉や砂糖を使ったういろうちまきなど、多くの種類があって地方によっても違いがあります。
現在は関西や中国地方を中心に端午の節句に食べられており、上新粉を練って三角にして笹の葉に包んで蒸したもの、葛粉や砂糖を使ったういろうちまきなど、多くの種類があって地方によっても違いがあります。
柏もち
上新粉を使ったもち生地にあんこをはさんで、柏の葉で巻いて蒸したもち菓子です。こしあん、つぶあんのほか、みそあんもあり、京都では白みそが使われることも。
柏の葉は新しい芽が出るまで葉が落ちないことから「子孫繁栄」を願う縁起物として、江戸時代にはちまきとともに端午の節句にお供えされるようになりました。現在も関東を中心に食べられています。
柏の葉は新しい芽が出るまで葉が落ちないことから「子孫繁栄」を願う縁起物として、江戸時代にはちまきとともに端午の節句にお供えされるようになりました。現在も関東を中心に食べられています。
草もち
「5」の数字が忌み嫌われていた古来の中国では、5の重なる5月5日はよくない日とされていました。邪気を払うとされる菖蒲(しょうぶ)やよもぎを使い、菖蒲酒やちまき、もちを食べたり、お風呂に入れていました。
その文化が伝わり、端午の節句には門前に菖蒲やよもぎを飾ったり、お風呂に入れたりするように。薬草としても使われるよもぎの草もちを食べることで健康を願った、とされています。
その文化が伝わり、端午の節句には門前に菖蒲やよもぎを飾ったり、お風呂に入れたりするように。薬草としても使われるよもぎの草もちを食べることで健康を願った、とされています。
縁起のよいブリやスズキ、カツオを食べることも
端午の節句には、魚を食べてお祝いすることもあります。ブリやスズキは、成長し大きくなるにつれて名前が変わる出世魚のため縁起がいいのだとか。また「勝男」とも書けるカツオは勝負に勝つ男になるよう、強くたくましくとの思いが込められていますよ。
【メイン料理】こどもの日におすすめの人気レシピ6選
1. ケチャップ味。こいのぼり春巻き
春巻きをこいのぼりに見立てるレシピです。こちらのレシピは、中身にひと工夫。じゃがいもやウインナーソーセージなどを細切りにし、ケチャップやウスターソースでナポリタン風に味付けします。皮がパリパリで芳ばしく、お子さまの好きな味付けのため、パクパク食べてくれるでしょう。