甘味を付ける隠し味

カレーに甘味を出すには、はちみつやりんごなどがおすすめ。すでにルーにも含まれていますが、あとから足すことでよりまろやかな甘味がカレーに加わります。

ほかにも、すりおろしたバナナやパイナップルなどもおすすめ。カレーの本場・インドでは、チャツネと呼ばれるマンゴーを中心としたフルーツで作ったジャムのようなものを加えます。

コクを出す隠し味

コクを出したいときには、コーヒーや味噌を使います。コーヒーの液を加えるとルーが薄まってしまうので、インスタントの粉コーヒーを使うと手軽にコクをプラスできます。 カレーと味噌とはちょっと意外ですが、ほんの少量加えるだけでも、グッと深みが増してくれますよ。

なめらかにする隠し味

カレーをマイルドにしたいなら、ヨーグルトや牛乳を加えましょう。乳製品のコクとやさしい甘さが加わることで、なめらかでコクがあるカレーに仕上がります。 ただし、牛乳やヨーグルトを追加する場合は、あらかじめ煮込むときの水をやや減らしておきましょう。

より本格的に!基本のハーブやスパイス

ローリエ(ローレル)

煮込み料理の風味付けに使うローリエ(ローレル)。日本では月桂樹とも呼ばれ、ロールキャベツやシチューなど、主に煮込み料理に使われます。少量でも香りが強く、あくまで風味付け程度なので、使うのは1~2枚で十分。

乾燥したものが市販されており、カレールーを入れる前の煮込み段階で加え、最後に取り出します。

クミンシード

「今日はカレーかな~」なんて思わせるあの香り、実はクミンを中心とした香りなんです。

ホールとパウダー状になったものがあり、ホールのものは最初に油で炒めると、より一層香りが引き立ちます。ぷちぷちとした食感が口の中で弾け、さわやかな香りが広がる、カレーの味・香りを決める中心的存在です。

ガラムマサラ

3~10種類のスパイスを調合した「ガラムマサラ」は、言わばカレーのちょい足しスパイス。主にカルダモン、コリアンダー、クミン、シナモンなど、香りをつかさどるスパイスを中心にブレンドされています。

ちょい足しすることでぐっと香りがよくなり、本格的な味わいになる魔法のようなスパイスです。

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