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金時人参の特徴
金時人参は「京にんじん」とも呼ばれ、中国より伝わった東洋系の品種のうち唯一残っている品種です。西洋人参よりも前から西日本で栽培され食べられていました。音の部分が30センチほどで鮮やかで赤い紅色をしており、普通のにんじんよりも細い円錐型をしているのが特徴。
西洋人参と比べ肉質がやわらかく甘みがあります。一方で西洋人参よりも栽培期間が長くかかったり収穫期間が短いことや、栽培には高い畝が必要だったり、根が割れやすいなどといった作りづらい部分もあるため、収穫量は少なくなっています。
金時人参の旬と産地
旬
金時人参は11月から3月にかけて出回り、旬は12月から1月になります。お正月料理に使う食材として、12月下旬に出荷量が多くなっています。
産地
1990年にブランド京野菜に指定されていますが、香川県の沿岸地域での栽培が盛んで、生産量の7割を占めています。京都では金時人参を由来とする「京かんざし」と呼ばれる品種が栽培されています。
金時人参の栄養
リコピン
植物に含まれるカロテンのうち、赤い色素の「リコピン」。金時人参のあの特徴ある赤い色はリコピンによるもので、西洋人参よりも多く含んでいます。リコピンは強い抗酸化作用を持つ物質「カルテノイド」のひとつで、活性酸素の働きを抑制したり除去する働きを持っています(※1)。
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