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きゃらぶきとは
きゃらぶきとは、季節を告げる山菜「ふき」で作る、佃煮のような料理を言います。保存性の高い日本の伝統食のひとつです。
しょうゆで煮る佃煮のようなものを、きゃら色(=濃い茶色)から「きゃら煮」と言います。ふきをしょうゆや砂糖などで濃いめに味付けして作るきゃらぶきは、きゃら煮のなかでもポピュラー。ごはんのお供や箸休めにもってこいですよ。
きゃらぶきを作る季節は、ふきが出回る春の終わりから初夏にかけて。作られている地域は、愛知県や長野県など中部地方や奈良県や京都府など近畿地方が多いです。ほかにも千葉県や神奈川県、群馬県など、関東地方でも作られていますよ。
しょうゆで煮る佃煮のようなものを、きゃら色(=濃い茶色)から「きゃら煮」と言います。ふきをしょうゆや砂糖などで濃いめに味付けして作るきゃらぶきは、きゃら煮のなかでもポピュラー。ごはんのお供や箸休めにもってこいですよ。
きゃらぶきを作る季節は、ふきが出回る春の終わりから初夏にかけて。作られている地域は、愛知県や長野県など中部地方や奈良県や京都府など近畿地方が多いです。ほかにも千葉県や神奈川県、群馬県など、関東地方でも作られていますよ。
使うふきの種類
きゃらぶきは、山野に自生する山蕗(やまぶき)を使うことが多いです。北海道から東北地方にかけて自生する秋田ふきも、肉質が硬いため佃煮や砂糖漬けによく使われますよ。また、九州地方で出回る石蕗(つわぶき)でも、きゃらぶきを作れます。
どのふきもアクがあるため、アク抜きをすることが大切です。やまぶきできゃらぶきを作る際、煮崩れを防ぐためにふきの皮はむきませんが、太くて硬いものは少しむいても構いません。つわぶきは皮をむいて販売されるため、むかずに調理してOKです。
どのふきもアクがあるため、アク抜きをすることが大切です。やまぶきできゃらぶきを作る際、煮崩れを防ぐためにふきの皮はむきませんが、太くて硬いものは少しむいても構いません。つわぶきは皮をむいて販売されるため、むかずに調理してOKです。
野菜ソムリエが教える。きゃらぶきの作り方
調理時間
60分
*アクを抜く時間を含みません
ふきの風味豊かなきゃらぶきは、おうちでも簡単に作れます。日持ちするため、多めに作るのがおすすめ。ごはんによく合いアレンジできるので、日々の献立に重宝しますよ。ふきは、細いものを選ぶのがポイント。旬の季節に見かけたら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
材料(4人分)
作り方
1.ふきを切る
Photo by 稲吉永恵
ふきの根元を切り落とします。
Photo by 稲吉永恵
5cm幅に切りそろえます。
2.ふきをゆでる
Photo by 稲吉永恵
大きな鍋にお湯を沸かし、沸騰したら1を入れます。
Photo by 稲吉永恵
5分ほどゆでたら、火を止めます。
Photo by 稲吉永恵
火を止めたら、そのまま1時間ほどおいてアク抜きをします。ふきがゆであがったときの水の色が濃い場合は、一旦ザルにあげて水を変えてさらします。
Photo by 稲吉永恵
アク抜きが終わったら、ザルにあげておきます。
3.煮る
Photo by 稲吉永恵
鍋にふきを入れて、調味料を入れます。
中火にかけ、沸騰したら弱火にします。
Photo by 稲吉永恵
落とし蓋をして、30〜40分ほど弱火で煮ます。途中焦げないように、軽く混ぜてください。
Photo by 稲吉永恵
蓋を外して後入れ用のきび砂糖を入れ、さらに15分ほど煮詰めます。箸で混ぜると煮崩れするため、鍋を振って返します。焦げないように注意してください。
Photo by 稲吉永恵
煮汁がほとんどなくなったら火を止めてそのまま冷まし、できあがりです。
Photo by 稲吉永恵
お好みで白いりごまをふります。輪切り唐辛子や昆布、山椒の実を加えて煮ても、おいしいですよ。
きゃらぶきの保存方法
きゃらぶきは、汁気がなくなるまでじっくり煮詰めたあとにしっかり冷ますと、日持ちします。保存容器に詰めて冷蔵庫に入れると、1ヶ月保存可能です。
より長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。小分けにしてラップに包んでからジッパー付き保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて封をします。冷凍庫で1〜2ヶ月保存できますよ。
より長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。小分けにしてラップに包んでからジッパー付き保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて封をします。冷凍庫で1〜2ヶ月保存できますよ。
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