ライター : いとう まさと

フードライター / 食文化ライター

日本のもの・文化・食のおもしろさや良いところを伝えるべく、食分野や教育分野の記事を執筆中。日々、おもしろいもの、素晴らしいものを探しつつ、みなさまのお役に立てる情報をお届け…もっとみる

金時人参とは

金時人参は、江戸時代初期に中国から日本にやってきました。根の長さが30cmほどで、すらっと細長く先端がとがっているのが特徴です。紅色が目に鮮やかで、「紅ら顔の坂田金時」という名称が由来になるほど。坂田金時といえば、あの「金太郎」ですね! 肉質がやわらかく、強い甘みを持ちます。肉質が緻密で、「やわらかいのに煮崩れしにくい」という性質を合わせ持ち、煮物にぴったりの食材! 「京人参」という別称もある金時人参は、関西の正月料理には欠かせない存在です。出回るのは晩秋から1月にかけて。季節感を感じられる食材です。

西洋人参との違い

普段スーパーで見かける人参は、じつは「西洋人参」という種類。一方、金時人参は「東洋系」に分けられます。 両者は見た目だけでなく、栄養素の面にも違いがあります。金時人参は西洋人参に比べ、カロテンが少なくリコピンが豊富。このため、カロテンに由来する人参特有の青臭さが少ないのが特徴的です。 また、金時人参は西洋人参より栽培がむずかしいという側面も。地中深くにのびる金時人参には「良質の土」が不可欠で、栽培期間も西洋人より長め。割れやすいため収穫に機械が使えないなど、栽培には手間と時間がかかります。

お正月にぴったり♪ 金時人参のレシピ4選

1. 紅白柚子なます

おせちの定番料理・紅白なますも、金時人参を使ってひと味違った味わいに。柚子の果汁をたっぷり絞り、フルーティーななますに仕上げます。さわやかな風味が、お口直しにぴったり!手軽に作れるので、ぜひおためしください。

2. 基本のお煮しめ

こちらのレシピは、薄口醤油で仕上げる関西風のお煮しめレシピ。具材はれんこん、ごぼう、金時人参を使用します。金時人参なら、飾り切りにしても煮崩れしにくいので安心!ストウブ鍋を使えば、とっても簡単に作れますよ。

3. やさしい甘みが広がる!白味噌雑煮

Photo by macaroni

白味噌の上品な甘みが口いっぱいに広がる、関西風のお雑煮レシピ。金時人参に大根、里芋、しいたけを入れ、具だくさんな汁物に仕上げます。白味噌の味付けは濃いめがおすすめ!すこしずつ足して、好みの味わいにしましょう。

4. フライパンで!鶏の八幡巻き

具材を鶏肉で巻き、合わせ出汁で煮る「八幡巻き」。こちらはフライパンで作る、金時人参入りの八幡巻きレシピです。皮はむかないのがポイント!余熱で火を通し、中までしっとりジューシーな仕上がりに。色合い豊かで、おせちにぴったりの料理です。
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