ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

シナモンの効果・効能

効果・効能

  1. 抗酸化作用
  2. 血糖をコントロール
  3. 血行改善
  4. 冷え性対策に役立つ
  5. 胃腸のはたらきを助ける

抗酸化作用

シナモンには「フラボノイド」といわれるポリフェノールの一種が含まれており、活性酸素を取り除く抗酸化作用があります。

活性酸素は少量であれば人体に有用なはたらきをしますが、過剰に生成されると老化、免疫力の低下などを引き起こすおそれがありますよ。(※1,2,3)

血糖をコントロール

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のこと。血糖値は食事によって上昇し、膵臓から分泌されるインスリンによって低下します。しかし、何らかの理由で血糖値が高い状態にあると、血液が濃くなり、脱水症状になるおそれが。ある試験によって、シナモンには血糖値が高い状態の人において血糖値の上昇を抑制する作用があることがわかっています。血糖コントロールに役立つ成分として注目されていますよ。(※4,5,6)

血行改善

シナモンには血液の流れをよくし臓器の機能を高める作用があるといわれています。血行が悪くなると、全身の細胞の新陳代謝が滞り、老化につながるおそれが。

また、疲れやすい、免疫力が低下するといった体の不調をおぼえることも。そのため、最近では毛細血管の健康の維持が全身の健康の維持につながるといわれています。(※7,8)

冷え性対策に役立つ

シナモンには、血のめぐりをよくして身体をあたためる作用があります。冷えからくる肩こりや関節の痛みにお悩みの方にもおすすめです。

また、老化によって細胞のはがれが生じ、毛細血管にすきまができると、血行不良や炎症の原因に。シナモンには細胞のはがれを密着する酵素を活性化させるはたらきがあり、毛細血管の健康維持に役立ちますよ。(※7,8,9)

胃腸のはたらきを助ける

シナモンは、腹痛や下痢などの不調を緩和するはたらきがあるといわれています。インドでは薬として使われるほど。

また、シナモンの香り成分「桂皮アルデヒド」には胃液の分泌を高め、消化を促す作用があります。そのため、シナモンは胃腸のはたらきを助けるのに役立ちますよ。(※6)
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