ライター : 相羽 舞

管理栄養士

さつまいもに含まれる栄養素

さつまいもの栄養

  1. 糖質
  2. ビタミンC
  3. 食物繊維
  4. β-カロテン
  5. ヤラピン

糖質

さつまいもには、100gあたり30.3gの糖質が含まれています。

糖質とは炭水化物量から食物繊維の量を引いたもの。たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー源として利用される栄養素のひとつですが、たんぱく質や脂質と比べると、エネルギーとしてすばやく使われるのが特徴です。(※1,2)

ビタミンC

さつまいもには、100gあたり25mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCは体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに必要な栄養素です。コラーゲンの合成を助けることで肌にハリをもたせる作用があります。また、シミの原因となる色素の沈着を抑えたり、免疫力を高めて風邪をひきにくくしたりするはたらきが期待できますよ。(※1,3)

食物繊維

さつまいもには、100gあたり1.8gの不溶性食物繊維が含まれています。

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、特にさつまいもには不溶性食物繊維のセルロースが多く含まれています。

不溶性食物繊維は消化されずに大腸まで届き、腸内の水分を吸収して便の容積を増やします。便が増えると腸を刺激して、スムーズな排便を促すのに役立ちますよ。(※1,4,5)

β-カロテン

さつまいもには、100gあたり40μgのβ-カロテンが含まれています。

β-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されるので「プロビタミンA」とも呼ばれる栄養素です。β-カロテンには目や粘膜を健康に保つ作用や、抗酸化作用があります。強い抗酸化作用により増えすぎた活性酸素を除去し、老化抑制のはたらきが期待できますよ。(※1,6)

ヤラピン

ヤラピンはさつまいも特有の成分で、生のさつまいもを切ったときにでる、白い液体の成分です。熱に対しても安定的で、加熱調理をしても変質しません。

ヤラピンには腸の運動を促進して便をやわらかくするはたらきがありますよ。(※7)
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