シナモンの摂取量の目安

カシアの目安量(一日あたり)
体重50kgの大人の場合1.5g未満
体重15kgの小児の場合0.5g未満
(※10)
家庭でスパイスとして使用されるシナモンスティック及びシナモンパウダーについては、EUによる上限値は設けられていません。

しかし、「カシア(シナニッケイ)」を長期的に、特にサプリメントとして摂り入れる場合には、上記の量を参考に摂取する量に気をつけましょう。小児の摂取については定められていませんが、成人と同じように算出すると一日あたり0.5g未満となります。(※11)

肝臓に悪い?シナモンの副作用とは

流通しているシナモンには、中国が原産となる「カシア(シナニッケイ)」とスリランカが原産になる「セイロンシナモン」があり、このふたつは成分がやや異なるようです。

そのなかでも、カシアに多く含まれるクマリンとよばれる成分は、過剰摂取により肝臓に影響を及ぼすおそれがあるようです。通常の食事での摂取による心配はないとされていますが、シナモンを含むサプリメントの場合は摂取量を守って摂るようにしましょう。(※10,11)

【Q&A】シナモンにダイエット効果はある?

A:シナモンには、身体をあたため血液の流れをよくする作用があるので、基礎代謝を高めるのに役立ちますよ。

ダイエットのポイントは、基礎代謝を高めて効率よくエネルギーを消費すること。そのためには、血のめぐりをよくしたり、身体をあたためるものを食べたりするのが大切です。

また、むくみが体重が増える原因になることも。シナモンは水分代謝を調節するはたらきがあるといわれているため、むくみ対策に役立ちます。(※6,8,12,13)

【Q&A】シナモンは白髪や髪の健康に効果がある?

A:シナモンには、髪の健康に関わるミネラルが含まれています。

髪の毛が黒いのは色素細胞であるメラノサイトが存在しているおかげ。白髪はさまざまな要因によって起こりますが、そのひとつが栄養不足です。シナモンには、亜鉛や鉄などのミネラルが含まれています。ミネラルはメラノサイトのはたらきを活性化する作用があり、白髪対策に役立ちますよ。(※14,15)

【Q&A】セイロンシナモンとニッキに効果の違いはある?

A:セイロンシナモンにのみ、殺菌・鎮静作用があります。

セイロンシナモンにはオイゲノールという成分が含まれていますが、ニッキには含まれていません。オイゲノールはシナモンの独特な風味の元で、殺菌・鎮静作用があります。

シナモンとニッキ、どちらも似たような香りのため同じものというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。一般的にシナモンというとセイロンシナモンのことを指し、肉桂(ニッケイ)の幹の樹皮から作られます。対して、ニッキは根っこの部分を使うのが特徴です。(※16,17)

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