はこべら

「はこべら」は白く小さな花をつけるナデシコ科の植物で、「繁栄がはびこる」 という意味合いがあります。

くせがないのでおひたしやお吸い物の食材としても親しまれていますよ。

ほとけのざ

名前からも縁起物だと分かる「ほとけのざ」、込められた意味は「仏の安座」、仏さまがゆったり座っていることです。正式名称は「コオニタビラコ」で、若葉が食用とされています。

シソ科にも同じ名前の「ほとけのざ」がありますが、こちらは食べることができないので注意してください。

すずな

「ずずな」はいわゆるかぶのこと、普段から慣れ親しんだ食材ですよね。主に葉の部分が「すずな」として七草に数えられています。込められた意味は「神様を呼ぶ鈴」。

かぶは捨てるところがなく、葉までおいしい野菜。お正月疲れした体にぴったりな食材ですね。

すずしろ

「ずずしろ」は、大根の昔の呼び名です。真っ白な大根、七草粥では 「汚れなき純白さ」 を表しています。

一年を通して食べられる大根ですが、旬である冬はより甘みが増しますよ。

七草粥の作り方

Photo by macaroni

鍋でコトコト煮込んで作る七草粥のレシピです。七草の味わいを生かした素朴な味わいは、疲れた胃腸をやさしく癒してくれます。

七草は別ゆでしてお粥と合わせると、色鮮やかに仕上がりますよ。煮立ったら焦げ付かないようにかき混ぜるのがポイントです。

1月7日は七草粥を食べてひと休み

日本にはたくさんの美しい風習や伝統行事があります。そのなかのひとつである人日の節句は七草粥を食べるだけでなく、季節の節目となる特別な日。無病息災や豊年を願い七草粥を食べる風習は、いつまでも続いてほしいものですね。

正月疲れの胃を休めるのにも、七草粥は最適です。七草に込められた意味や思いを感じながら、1月7日はおいしい七草粥を楽しみましょう。

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