ネギオール

ネギオールという成分もねぎの香りのもとになっている成分のひとつ。強い殺菌効果、解熱作用を持っていると言われているので、生の食材に添えたり、風邪の予防に役立ちます。(※7) これらの香り成分により風邪対策として首に巻くなど、ねぎは昔から民間療法に使われてきた野菜でもあります。

ねぎの栄養を効率よくとる方法

ねぎに豊富なビタミンAは、油と一緒にとると吸収されやすくなる脂溶性ビタミン。(※8)またアリシンはビタミンB1と合わさると、ビタミンAと同じく脂に溶けやすい性質に変わります。(※6) ねぎの栄養を効率よくとるには、炒めものにしたり、脂をふくむ食材と合わせるなどの調理方法がおすすめです。

ねぎも栄養を補給できる食材のひとつ!

あまり注目されないねぎの栄養面ですが、実は健康や美容にうれしいビタミンやミネラルなどが豊富。部位によっても栄養が異なるので、違う料理にも活用して1本まるごと食べるのがおすすめです。 さらにねぎの辛味や香りのもととなっている成分は、寒い時期にありがたい風邪予防の効果も期待できます。 油を使って料理するのが、ねぎに多く含まれるこれらの栄養を効率よくとるポイント。ぜひこれからはねぎの栄養も意識して、食卓に取り入れてみてくださいね♪
【参考文献】
(2019/10/18参照)
【文】管理栄養士/佐々木梓
医療機関の管理栄養士として、乳幼児から高齢者まで幅広い対象者に向けた食事カウンセリング、健康イベント開催、レシピ作成をおこなう。その後妊産婦食アドバイザー等の資格取得、料理教室運営を経験し、現在はフリーランスの管理栄養士として、女性に向けた食や栄養の正しい知識と楽しみ方を伝えている。
▼ねぎの保存方法についても知ろう!
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