ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

学校給食センターにて、管理栄養士として献立作成や食に関する指導に従事した経験から、子どもたちだけでなく幅広い世代への「食育」に興味を持つ。現在は在宅WEBライターとして、栄養学…もっとみる

お酢ダイエットは飲むだけで効果が得られるとは限らない

この記事では、ダイエットに役立つお酢の作用をご紹介しますが、お酢を飲むだけで体重が減るというわけではありません。やせるには、摂取カロリーより身体活動で消費するエネルギー量を多くする必要があります。また、お酢ばかり摂るような偏ったダイエットをおこなうと、体調不良やリバウンドにつながるおそれが。

お酢はダイエットのサポートとして取り入れましょう。食事量を見直したり、定期的な運動を心がけたりすることも忘れないでくださいね。(※1)

お酢ダイエットの効果

血糖値の上昇を穏やかに

糖質は生活するうえで大切なエネルギー源ですが、糖質主体のごはんやパンなどを多く摂ると、食後血糖値が急上昇します。その際、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが過剰に分泌され、糖質が脂肪として体内に蓄積されるおそれが。

約大さじ1杯(15ml)のお酢を料理に使ったり飲み物に加えたりすると、食後の血糖値の上昇が緩やかになるという研究結果が報告されています。太りにくい食べ方をするために役立ちますよ。(※2,3)

内臓脂肪を減らす

肥満気味の人が毎日約15ml(大さじ1杯)のお酢を毎日続けて摂ることで、内蔵脂肪を低下させたり、腹囲を下げたりするはたらきがあることが確認されています。

内臓脂肪とは、筋肉の内側にある腹腔内についている脂肪のことです。内臓脂肪型肥満になると、血圧や血糖値などの異常につながるおそれがあります。内臓脂肪を減らすことは、健康維持のためにも重要ですよ。(※4,5)

便秘改善

お酢には胃酸の分泌を助けてくれる作用があります。胃酸やお酢の成分が胃腸を刺激して、腸の運動を促すことから、便秘対策に役立ちますよ。

また、お酢は腸内の善玉菌を増やすはたらきがあります。ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、悪玉菌の増殖を抑えて腸内環境を整える作用があります。さらに、腸内でのビタミンの生産や、免疫機能の維持にも関わっていますよ。(※6,7)

お酢ダイエットのやり方

お酢ダイエットのやり方に細かい決まりはなく、料理に取り入れるほか、希釈してドリンクにするという方法もあります。一日にお酢を摂る量は、大さじ1杯(15ml)が目安です。

おすすめのやり方は、お酢を使った和え物やサラダなどのおかずを食べること。食物繊維が豊富で低カロリーな、海藻や野菜と組み合わせるのが理想的です。食物繊維はお酢と同様に、血糖値の急上昇を抑えたり、善玉菌を増やしたりする作用がありますよ。(※2,3,5,7)

飲むタイミング

お酢を飲む場合には、少しだけ注意が必要です。飲むお酢として販売されているもののなかには、甘さを出すために砂糖が加えられている場合があります。水分補給代わりに飲むのは控えて、間食の置き換えに活用しましょう。

また、夜10時~2時の間は、脂肪合成に関わるBMAL1という体内物質が増加します。この時間帯は太りやすいため避けて、日中に飲むようにしてくださいね。

お酢を割って飲む場合は、水や炭酸水のほか、牛乳や飲むヨーグルトで割ると飲みやすくなるのでおすすめですよ。(※8)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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