ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

きな粉ダイエットはやせる?

きな粉を食べるだけで痩せるということは科学的に証明されてはいませんが、きな粉には便秘対策に役立つ食物繊維が含まれています。便秘は肥満の原因のひとつなので、きな粉から食物繊維を摂ることで結果的にダイエットにつながる可能性があります。

きな粉を過剰に食べる、ごはんの代わりにきな粉を食べるなどの過激なダイエットは体調を崩したりリバウンドの原因にもなるおそれが。やり方や取り入れ方には注意しましょう。(※1,2,3,4)

きな粉ダイエットの効果

効果

  1. 肌に潤いをあたえる
  2. お通じをよくする
  3. 抗酸化作用
  4. 脂肪の燃焼を助ける

肌に潤いをあたえる

きな粉100gにはたんぱく質が36.7g含まれています。たんぱく質が不足すると肌が乾燥しやすくなるため、潤いのある肌をキープするにはたんぱく質が重要です。

また、皮膚を構成する「コラーゲン」の生成にはビタミンCが必要になるため、ビタミンCを多く含む食品を組み合わせるのがおすすめ。例えばきな粉ヨーグルトにキウイや柿などのビタミンCが豊富な果物をトッピングして食べるといった工夫をしてみましょう。(※1,5,6)

お通じをよくする

きな粉には100gに18.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は便通を整えるため、ダイエット中の便秘対策に役立ちます。便秘が続くと皮下脂肪の蓄積や基礎代謝の低下につながり、体重が増えると考えられています。

また、きな粉にはオリゴ糖が多く含まれています。オリゴ糖は整腸作用があるほか、腸内細菌を増やしてくれるはたらきもありますよ。(※1,2,3,7,8)

抗酸化作用

きな粉をはじめとする大豆製品には、イソフラボンやサポニンが含まれています。これらは活性酸素の発生やそのはたらきを抑制したり、活性酸素そのものを取り除いてくれる成分です。

活性酸素が細胞を傷つけると老化やシワ、しみの原因になります。イソフラボンやサポニンを摂ることで、しみやシワを抑えられるメリットが期待できますよ。(※9,10,11)

脂肪の燃焼を助ける

きなこに含まれるサポニンには、アディポネクチンという成分の分泌を促す作用があります。アディポネクチンには脂肪の燃焼を促進するはたらきがありますよ。

また、サポニンには余分な脂肪の蓄積を抑える作用も期待できます。ダイエット中に積極的に摂りたい栄養素といえますね。(※9)
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