ライター : 渡邊沙耶

管理栄養士 / 料理好きOLライター

きな粉の栄養や効果効能

栄養

  1. お腹の調子をととのえる「不溶性食物繊維」
  2. コレステロールの排泄を促す「水溶性食物繊維」
  3. からだのはたらきの維持に不可欠な「たんぱく質」
  4. 貧血対策に役立つ「鉄」
  5. 骨や歯の形成・維持に役立つ「カルシウム」
  6. 身体の成長と維持に欠かせない「亜鉛」
  7. 抗酸化作用が期待できる「イソフラボン」
  8. 腸のはたらきをととのえる「大豆オリゴ糖」
  9. 余分な脂肪の蓄積を抑制する「大豆サポニン」
  10. コレステロールの排泄を促す「レシチン」

お腹の調子をととのえる「不溶性食物繊維」

食物繊維には水に溶けない「不溶性食物繊維」と水に溶ける性質をもつ「水溶性食物繊維」があり、不溶性食物繊維は水分を吸収してふくらむ性質をもちます。きな粉には100gあたり15.4gの不溶性食物繊維が含まれています。

便のかさを増やして腸のはたらきを刺激するほか、ビフィズス菌を増やすことに役立ち、おなかの調子をととのえます。(※1,2,3)

コレステロールの排泄を促す「水溶性食物繊維」

きな粉には100gあたり2.7gの水溶性食物繊維が含まれています。

水溶性食物繊維は吸着性があり、お腹の中でコレステロールを吸着して体外に排出できるようサポートします。また糖質の吸収をおだやかにし、食後の血糖値の急な上昇をおさえます。(※1,2,3)

からだのはたらきの維持に不可欠な「たんぱく質」

きな粉100gあたりにはたんぱく質が36.7g含まれています。

たんぱく質は細胞を構成する主な成分で、生命を維持するために必要です。たんぱく質が欠乏すると成長障害や体力、免疫力の低下が起こります。豆類はたんぱく質の含有量が多く、肉や卵と並んで良質なたんぱく質食品とされています。(※1,4)

貧血対策に役立つ「鉄」

きな粉に含まれている鉄は、100gあたり8.0mgです。

鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、きな粉には非ヘム鉄が多く含まれています。鉄は日本人が不足しやすい栄養成分のひとつです。不足すると貧血になり、体が重い、息切れ、顔色が悪い、疲れやすいといった症状があらわれます。意識して摂りたいときに、きな粉で簡単に摂取できるといいですね。(※1,5)

骨や歯の形成・維持に役立つ「カルシウム」

きな粉100gには190mgのカルシウムが含まれています。

カルシウムは骨格を構成する重要な栄養成分で、体の中では主に骨や歯に含まれています。不足すると骨が十分に成長しなくなってしまいますよ。ビタミンDが不足したり、運動不足で骨への負荷が少なくなったりすると、カルシウムを摂取してもがうまく吸収されないことがあるので注意しましょう。(※1,6)
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