ライター : ☆ゴン

韓国には2種類ある?「チヂミ粉」とは

日本では「チヂミ」の名で知られていますが、これは釜山がある慶尚道地方の方言です。首都ソウルを中心とした地域の標準語では、「プチムゲ」と呼ぶのが一般的。一方、「ジョン」とも呼ぶとされますが、これはまた別の料理のことを指します。

簡単に説明すると、プチムゲは食材と溶いた粉を混ぜて、広げて焼くお好み焼きのようなものです。ジョンはひとくちサイズの食材を、粉をつけ溶き卵を衣にして焼いたもの。豚肉を具材にする場合、小さなポークピカタを思い浮かべれば、わかりやすいのではないでしょうか。

チヂミの粉は基本的に小麦粉ベースですが、いまは卵を混ぜることもあり、韓国でもプチムゲとジョンの区別は曖昧。日本で作る場合は、カリッとしてもっちりした食感を出すために、小麦粉と片栗粉を合わせるのが定番とされています。

お好み焼き粉との違い

チヂミとお好み焼きのどちらも、生地には小麦粉を使うのが一般的。チヂミにはさらに、もっちり感を出すために片栗粉や米粉をプラスします。お好み焼きの場合は、ふっくら感を出すために、ベーキングパウダーを配合することが多いようです。

ふわふわの食感が好きな人は、お好み焼き粉を使ってチヂミを作ってもOK。逆に、チヂミ粉でお好み焼きを作ることも可能です。

チヂミ粉の基本「小麦粉+片栗粉」で作る方法

1. 手作りだれで。ニラたっぷりの野菜チヂミ

香ばしいニラとにんじん、玉ねぎを具材にするチヂミのレシピです。生地の中に鶏ガラスープの素を混ぜて、コクをプラスするのがポイント。酢としょうゆ、ラー油などを混ぜて作る、自家製のピリ辛だれがよく合います。

2. とろけるチーズともやしで。キムチチヂミ

Photo by macaroni

キムチを具材にするピリ辛のチヂミは、ビールに最適なおつまみ。とろけるチーズともやしの水分で、外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。しっかりと味がついているため、たれをつけなくてもおいしいですよ。

3. ふわふわ食感。豆腐入りの明太子チヂミ

Photo by macaroni

カロリーを抑えながらも満腹感が得られる、水切り豆腐をかさ増しに使うチヂミの作り方です。生地にはさらに明太子を加えるので、プチプチした食感と魚卵の旨味、ピリッとした辛味が良いアクセント。つけだれにはマヨネーズがマッチします。

手軽で簡単な「小麦粉」で手作りする方法

1. じゃがいもでもっちり。キムチチヂミ

Photo by macaroni

千切りしたじゃがいもにキムチと卵、小麦粉を混ぜ合わせて焼きます。外はカリカリ、中はもちもちの食感に仕上がるうえ、じゃがいもが入っているので腹持ちも十分。キムチの辛さをやわらげたいときは、チーズをプラスすると良いですよ。

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