夜遅くは食べ過ぎないようにする

夜遅くの食事は、食べ過ぎないようにしましょう。食事から摂るエネルギーが、夜遅くは消費されにくく、体脂肪になりやすいことが分かっています。

脂肪蓄積に大きく関わるのが、時計遺伝子のBMAL1。夜遅くはBMAL1が増加するため、太りやすい時間帯なのです。どうしても帰りが遅くなる場合、夕方に間食を摂っておくといいでしょう。18時ごろならまだBMAL1は少なめですよ。

間食に脂質・エネルギーの高いものを摂ると、夕食がおろそかになってしまいます。間食には脂質・エネルギーの低いものがおすすめです。(※10,11)

野菜から先に食べる

野菜から先に食べると食べ過ぎの対策になり、血糖値の上昇を抑えることができます。食べる順番は「野菜→肉・魚・卵のおかず→ごはん」がおすすめです。

野菜の食物繊維を摂ると、ダイエット中の便秘対策にもつながります。水溶性の食物繊維は、腸の余分なコレステロール・脂肪分を包み、便通をスムーズにする作用もありますよ。(※12)

糖質制限ダイエットでは何を食べればいい?

おすすめの食べ物

  1. 野菜・きのこ・海藻類
  2. 雑穀米・玄米・全粒粉
  3. オートミール
  4. 低糖質なフルーツ(いちご・アボカドなど)
  5. 大豆・大豆製品(水煮大豆・豆腐など)
  6. 卵・卵料理
  7. 低脂質な肉・魚類(牛もも肉・たらなど)
  8. 低脂質なチーズ(カッテージチーズ)
  9. しらたき・こんにゃく
野菜・きのこ・海藻類のほか、玄米ごはん・胚芽米ごはん・全粒小麦パンなどは食物繊維を含みます。食物繊維は、血糖値の急上昇を抑える作用がありますよ。

また、間食にフルーツを摂ることでも、食物繊維が補えます。バナナや柿より、いちごやアボカドを選ぶと、糖質が少なめです。

肉やチーズは低糖質ですが、脂質の高いものもあります。肉なら牛もも肉や鶏むね肉、チーズならカッテージチーズがおすすめですよ。(※13,14,15,16,17,18)

なるべく避けたい食べ物

  1. スナック菓子・チョコレート・アイスクリーム
  2. 嗜好飲料(ジュース・お酒)
  3. 高糖質なフルーツ(バナナ・柿など)
  4. フルーツ缶・ジャム・ドライフルーツ
  5. 高糖質な野菜・いも類(かぼちゃ・じゃがいもなど)
  6. 脂質の多い肉類(豚ばら肉・鶏もも肉など)
  7. 脂質の高いチーズ(クリームチーズ)
糖質や脂質の多いスナック菓子やチョコレート、アイスクリームなどは、なるべく避けましょう。嗜好飲料に含まれる糖質の摂り過ぎにも、気を付けたいですね。

野菜・フルーツは食物繊維を含みますが、バナナ、柿、かぼちゃ、じゃがいもなどは糖質が高め。甘いフルーツ缶、ジャム、ドライフルーツも、食べ過ぎに注意してください。また糖質が少ないからといって、高脂質な肉類・チーズを食べ過ぎると太るおそれがあります。(※13,14,19)

糖質制限ダイエットの効果はいつから?

順調にいけば、1~3カ月(30~90日)ほどで少しずつ結果がでるでしょう。

体重を1kg減らすために、7,000kcalのエネルギーの食事制限(または運動での消費)が必要となります。仮に食事制限により、3カ月(90日)で3kg減量を目指すなら、摂取エネルギーを一日240kcal減らすという計算です。

糖質制限はストレスがたまり、長く続けにくいデメリットが指摘されています。ダイエット成功のためには、減量後の体重維持も大切なポイント。無理して結果を急ぐのはやめましょう。(※3,6,20)

糖質制限ダイエットの注意点

ここまでに解説をした通り、糖質制限ダイエットには、デメリットが多くあります。デメリットで代表的なのは、ストレスで継続がむずかしく、リバウンドしやすいという点です。

また糖質制限に限りませんが、極端な食事制限をおこなうと、栄養不足のおそれも。食物繊維不足によって便秘、鉄分不足で貧血、カルシウムとビタミンD不足で骨がもろくなるリスクが考えられます。過度な糖質制限はおこなわないでくださいね。(※3,6)

糖質制限中におすすめのレシピ4選

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